金剛山&高倉山&芸術の道を歩く
中央高速から見える、「緑のラブレター」
以前からズ~っと、気になっていた。
昨年秋、何気なくTVを見ていたら、
「緑のラブレター」のある藤野地区が紹介されていた。
この近辺には芸術家が集まっていて、
土日を中心に、
多くの芸術家たちがイベント等も行っているようです。
この「緑のラブレター」に引き寄せられて、
今日(29日)、
金剛山&高倉山&芸術の道 を歩いてきました。
山歩きは、静かでゆったりと登れるコース。
自然の中に点在する芸術作品は、
屋外美術館で見たときより、もっと身近に感じられた。
生活の中にある芸術って良いな~・・・と感じた。
自然あり、オブジェありの今回の山登りです。
昨日の雪とは違い、朝から快晴に恵まれた。
中央高速、相模湖ICをおりて一路「緑のラブレター」を目指します。

金剛山近くの駐車場を目指す道脇に、
タイル画が早速お出迎えです。

道脇には、いろいろなオブジェがあった。
作品名「芽軸」田辺光彰

作品名「FLORA/FAUNA」原 智

他にも道脇に数点の作品があった。
駐車場に到着。
ここは葛原(とずらはら)神社前

広い駐車場。トイレもあります。
登山準備をして出発。
時間は9時50分
遊歩道の案内図があった。
黄色い〇印が駐車場(スタート地点)
赤の矢印が歩いたコース。

写真右下マークをクリックで拡大
今朝も寒かったようで、あたり一面霜。
溶けていない霜の道を踏みしめながら、金剛山を目指した。

気温も1度ほどなので、厚着をして登ります。
道は枯葉が厚く積もっていて滑りやすい。

途中の木々の間から見える景色

相模湖脇の中央高速道が見えた。
高速道の向こうの山は小仏峠あたりだろうか?
向こう側から、先日見ましたね~!
しばらく登ると金剛山山頂。
456m

ここまで40分。
頂上には祠が出現。
今回の山行が無事でありますよう!お祈りしました。
尾根道を登ったり下ったりの道を進むと、
坂の先に開けた所が出てきた。

見晴台です。

ここで昼食です。
今回は、私が作った
お握りを頂きました。
ちょっと早い昼食。
実は・・・
高倉山の見晴らし台と間違えていた。
そのことが後でわかった 
この山は蛭ヶ岳でしょうか?
どうも山の名前は不案内でして。


見晴台からの道は下り坂
かなり急坂で、厚く積もった枯葉が靴を滑らせる
木に掴まりゆっくりゆっくり!

坂を下った所に一般道。
さて、これからどっちに行ったら良いのか迷うことに!
下りた所に案内図があるが、良く分からない。

悩みながら見つけた登り口がこちら
この右側の入口を登りきった所に、
目的地の一つ高倉見晴台

本来は、ここで昼食の予定でした(苦笑)
見晴らし台と言うが、
昼食をした見晴らし台と比べると視界は悪い。
見晴らしの良い所で昼食で良かったね!
と慰め合い、休まずそのまま進む。
この傍には、オブジェの「山の目」があるはず。
見逃すことが多いそうなので、
注意しながら進むと・・・案内板があった。

山の林の中に白く見えるのが目のようだ。
ここから見ても、白い板がある!と言うくらいしかわからない。
どんな目?
・・・かは、山を下りて下から見るほうが良さそうですね 
さらに進むと、こんな案内が出現!!

写真右下マークをクリックで拡大
赤い道が通行止めのようだ。
その道は、私達がこれから進む道 
でも、赤い矢印は右方向に向いている。
こっちへ進めってことかな?
トラロープが張ってある、その向こうにも道がある。
そっちが通行止め?

一般道からの登り口には、通行止めの案内もなかったし・・・
(登り口に通行止め案内あったかどうか気づかなかった)
迷いに迷った挙句、赤い矢印に従って進むことに。
通れなかったら戻る覚悟で!
道は、今までよりも整備されている。
階段の道が続きます。
でも本当に大丈夫?

この階段を途中まで降りた時、
後ろから一組のご夫婦が私達を追い越して行く。
思わずご夫婦に声を掛けた。
「通行止め!とあったけど、どうなんでしょうね?」
「このコースは2度目だけど、下の橋まで行けるよ!」
と教えてくれた。
良かった!戻らないで良さそうだ
安心して、私達もご夫婦の向かった道を下る。
しばらく進むと、整備された道が消え、
道かな?と不安を感じる狭い道が続く。
わかります?この斜面の道

枯葉の上に、人が一人やっと通れる、道らしい道?
獣道??
手すりも足元の固定されている地面が崩れ、
ブラブラになっている所もあった。
何カ所もヒヤヒヤ。
通行止めも納得?
一歩足を踏み外したら崖の下。怖~い!
怖い道を下りた所が綺麗な川(秋山川)

山を降りて来た所にあった橋。
私達は、橋を渡らず川沿いの道を進む。
川底まで透き通っている。とても綺麗だ!

夏、川遊びに来たいな~

川は綺麗だが、行く道は狭い

この狭い道を通り抜けると、民家の見える開けた道に出た。
ホッとして振り返ると・・・この看板

なんと、今来た川沿いの道も
「通行止め」の道だった。
ちょっと、案内不足なのでは・・・?
と、チョッピリ疑問でもあったコースだったね。
取敢えず、何事もなく降りて来れて良かった!
でも・・・
でもなかったのです
実は・・・
川に出る前の急坂で、転んでしまいました 

幸い、怪我もなく、
洋服と手袋が泥だらけになっただけで済んだ。
原因は、
厚く積もった枯葉と、その下の赤土が霜でズルズル。
そこは階段も無く急坂で、
靴の滑りを止める物が何もない所だった。
この通行止めはどこから何処までだったのか?
いまでも??です。(苦笑)
転んだ場所が、狭い斜面だったら・・・
キャ~!
補足:投稿後、通行止めの案内板の写真を見直していたら、天神峠の登り口
にも案内があったようだ。気づかなかった私が悪い?(反省)
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通行止め区間を通って見ての感想
通行止めが解除になるまでは、
かなり危険な場所があるので、天神峠から高倉山へ登ったら
「山の目」で折返し天神峠へ戻ったほうが安心ですよ。
芸術の道は、天神峠から回わったほうが近そう。
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通行止めの看板を通りすぎ、
民家の中を「芸術の道」を目指す。
ところが、
またまた分かれ道で悩む事に!
考えた末、多分こっちだろう!
と進むと、ブロンズ像が道沿いにあった。
何とか、道は間違ってなかった?(苦笑)

作品名「COSMOS」村上 正江
さらに、進むと
作品名「射影子午線」加藤 義次


一般道の道沿いに、何気なくに置いてあるオブジェ
自然に溶け込むその姿は、とても芸術を身近に感じました。
一般道の坂道を登った所にお寺が見えてきた。
立派なお寺。思わず登ってお参りです。

こちらが本堂

今回事故も無くここまで来られた感謝も含めお参り(笑)
お参りが終わり、階段を下りようとしたら、

階段の両サイドにある銀杏の木の先に
「山の目」が見えました 
ズームアップしてみると

大きな眼が見えます!
山の上からは白い板しか見えなかったけど、
「大きな眼」だね!山の神のようにも見える(笑)
これも作品でした。
作品名「山の目」高橋 征行
芸術の道を歩きながら、沢山の作品を堪能出来た。
いつもの、山登りとは違った体験でした。
これで道案内さえしっかりあれば言うことないね!
地図を持ってこい!と怒られそう

駐車場前にある神社に寄ってみた。
階段を登ると静かな鎮守の森。
「鎮守の森」って静かで落ち着く

お寺とは違う感覚を受けるのはなぜなのか?
不思議ですね~
仏様と、神様の違いでしょうね

境内は山側に開けていた。
行って見ると、広場はキャンプ場になっているようだ。

この写真の中央向こうに、道が真っ直ぐ山に向かっている。
この道は、今回歩き始めて直ぐ歩いた道でした。
この向こうの山を左にず~と歩いてきたのだね。
ちょっと感慨深い(笑)
ところで、最後に「緑のラブレター」を見なくては!
ラブレターの場所を探しに行きました。
探しているうちに、
近くのグラウンドに迷い込んでしまった(笑)
係の方に聞いてみたら、
「近くで見ると、大きな鉄板としか見えない。遠くから見るほうが良いよ」
と教えてくれた。
それもそうだね!
「山の目」もそうでした。
近くで見ると白い大きな板としか分からない(笑)
と言う事で、
離れた所で見た「ラブレター」がこちら!

見事な作品ですね
「山の目」の作者と同じ人。
調べていたら、木や草の成長もあるので、
隠れないよう枝を切ったり、錆びない様にしたり
管理も必要のようだ。
大変でしょうが、
いつまでもこのラブレターが有ると良いですね!
いつまでも、
「緑のラブレター」が皆の心に届くように!
そんな思いを願いつつ帰路に着きました。
今回の記録
時間 : 3時間40分
歩数 : 14000歩
距離 : おおよそ6㌔
最後までお付合い頂き有難う御座いました。
藤野に関するご紹介ページ
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昭和61年、神奈川県と相模川流域12市町の共同でスタートした
プロジェクト「いきいき未来相模川プラン」で藤野地区(旧藤野町)は、
「森と湖の創造の拠点」として位置づけられ、独創的なまちづくりとして
「藤野ふるさと芸術村構想」の理念が提唱されました。
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詳しくはこちらを
藤野の紹介記事もありました。
芸術以外の事にも積極的に取り組んでいる藤野が紹介されています。
お勧め!
写真は撮ったけど紹介しきれない作品が沢山ありました。
ご興味ある方は、こちらをご覧くださいね。
作品の展示されている場所などが紹介


