こんなときお医者さんでしたら「除菌療法をつかって細菌をやっつけてしまいましょう」というお話になりますけれども、素人の私たちには当然できません。それに、この肝心のストレスがなくならない限りは再発の可能性を否定できませんよね。もちろん、ピロリ菌もいろいろな感染ルートがあるようですので、除菌で綺麗にしても、またいつ入ってくるかわかりませんよね。

 で、従来の予防医療の考え方からすれば、早期発見で早期治療となるわけですけれども、ここではもう一歩踏み込んで、病気にならないための本来の意味での予防医療を考えてみたいと思います。

 日常生活において病気にならないような工夫をするには、まず自分で予防医療を実践することができなくてはいけません。というわけで、原因になっている炎症とピロリ菌対策を考えてみます。

 まず炎症は交感神経緊張による顆粒球増多から起きるわけですから、普段からストレスを回避するのが大切なんじゃないかなと思います。生活をする上で、日常からストレスをなくすことはほぼ不可能ですから、せめてお休みの日はしっかりと休んだり、お仕事を忘れられるような趣味に没頭したり、ご飯を少しゆっくり食べたりなんてことが考えられますね。また、寝る前にぬるめのお風呂にゆっくりと浸かって身体をぽかぽかにしてからお布団に入るなんてことがすぐにできそうな対策ではないかと思います。

 次にピロリ菌対策ですけれども、海草のにゅるにゅる成分に含まれるフコイダンにはピロリ菌を減少させる効果が認められていますから、食生活の中にモズクやメカブなどのにゅるにゅる系海藻類を取り入れて食べたりするのも効果があるんぢゃないでしょうか。あとは手洗いうがいの基本的な衛生対策ですね。

 これだけで、きっと胃潰瘍や十二指腸潰瘍のリスクはぐっと低くなるんじゃないかと思いますけれども、どうでしょうか。免疫って何さで書き綴った自然治癒の基礎だけでも、ちょっとした工夫で結構応用範囲は広そうですよね。