心は不自然なものだ
それは決してあなたの
自然な状態にはならない 
だが瞑想は自然な状態だ 
それを私たちは失ってしまった 
それは失われた楽園だ
が、その楽園は回復できるものだ 

子供の目を覗き込んでごらん 
見ると、計り知れぬ
静けさや無垢に出会うだろう 
子供は一人一人、
瞑想的な状態で生まれてくる
が、彼は社会のやり方の中に
加入させられなくてはならない 
いかに考え、計算し、
判断し、議論するか、を
教えられなくてはならない
言葉、言語、概念を教えられなくてはならない 
そうして、
次第に自分自身の
無垢との接触を失ない、
社会によって汚され、
汚染されるようになる
その子供は一個の効率的な機械になり
もはや一人の人ではなくなる 

必要なことのすべては
もう一度そのスペースを
回復することだ 
あなたたちは 
かつてそれを知っていた 

だから初めて 
瞑想を知る時にはびっくりする
というのも、あたかも 
以前にそれを知っていたみたいな 
大いなるフィーリングが
あなたの中に蘇るからだ 
そしてそのフィーリングは
真実だ 
かつてあなたは
それを知っていていた
が、忘れていたのだ 
そのダイヤモンドは 
ゴミくずの山の中に埋もれている 
だが、その覆いを取り除くことが
できたら、再びそのダイヤモンドを
見いだす 
それはあなたのものなのだ 
本当に失われることはありえない 
忘れ去られているのに
過ぎないものだ

私たちは瞑想する人として生まれる
それから マインドのやり方を学ぶ 
だが、私たちの真の本性は
定量のごとくに、深く 
どこかに隠れたところにあり続ける

いつの日にでも
少し掘り起こしさえしたら
未だに枯れることなく 
流れ続けている源を
新鮮な水の源を見いだす 
そしてそれを見出すことこそ
生のこの上もなき喜びだ

【Oshoの瞑想テクニック
「オレンジブック」より】