こんばんは

SWL leather & silver
エスダブルエル

スタッフの田島いづみ たしまいづみ です。

昨日・一昨日とお届けした、K様オーダーのロングウォレット。
今日は、ウォレット内部のカービング(彫刻)の製作過程をお届けします。



ロングウォレットのこの面に合わせてクラフトマンが描いた図案を、
まずは革の上に敷いて、上から鉄筆でなぞることで革に写します。

そしてその写した図案の輪郭線を、専用ナイフで切り込んでいきます。



そのナイフで切り込んだその輪郭線の外を、
刻印(先に模様や形のついた金属製のスタンプ)で叩いて、
革に立体感を付けていきます。



さらに、また別の刻印で叩きテクスチャーを加えていきます。
ブツブツとした模様が付いているのが分かりますか?



また別の刻印を使って、葉に立体感や表情を付けていきます。



こんな風に、様々な刻印を使って革を叩き凹ませることで、
立体感や表情を与え、図柄が生き生きと躍動し始めます。
革とは面白い素材です。

カービングが仕上がると、
より図柄が表情豊かになるよう染色をしていきます。

そして、コバ(断面)を磨いたり、床面(裏面)を磨いたりと下準備をして、
仕立てに入ります。

このカービングをほどこしたパーツは、小銭入れの部分。
これはジッパーを縫い付けているところです。



どんどん違うパーツを縫い合わせて、仕立てていきます。



縫って染色して磨いてと各所に作業をほどこして、完成へと至ります。



そしてオーダー主様の元へ。
そこからまたお使いいただくことで、時間とともに表情を変えていきます。

完成のようで、ここからまた変化していくところが革製品の面白さです。

このK様のウォレットの育った姿にも、いつか再会できると嬉しいなと思います。


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