いつもご覧いただき、ありがとうございます。
京都のハンドメイド革工房、SWL(エスダブルエル)スタッフのYOMEです。
先日、京都国立近代美術館で3/21まで開催中の
志村ふくみ 母衣(ぼろ)への回帰 展
を、クラフトマンと二人で見に行ってきました。
志村ふくみは、御歳91歳になられる
紬織の人間国宝の女性。
草木からの自然染料 で染められた糸によって織りあげられた作品は、
多くの人を魅了し、国際的にも高く評価されています。

草木で染めた絹糸を、織り機で織って、
それを着物に仕立てた作品が多く展示されていました。
自然染料だけとは思えない鮮やかさ、
でも自然染料だからこその、心にしみる色。
それが織りなす風景は、ほんと美しかったです。

さらに映像で見たのですが、
藍などの植物から染料をつくりだす時に、
神棚に手を合わせ始める作業の神々しいこと、、
自然に宿るものを色に昇華させ、それを紡ぐ仕事、
その仕事の美しさ、人間として在り方の美しさに、
とても魅了されました。
自筆された志村さんのこの言葉が、
心にジーンときました。
よかったら読んでいってください。
生命
ある夜夢を見ていた
その時、漆黒の夜空に光を穿ち瑞々しく瞬く星が、
私の魂に直結していることを感じた。
私たちは光を宿す宇宙の星屑である。
その小さな一片一片が地上に降り、人間や草や花、
小鳥や虫たち石などすべての生類としての生命を与えられ
それぞれ愛しい生命をはぐくんでいくのである。
しかし人間のみは自己と他という区別を知り
現世において苦しみ悩み、また喜びや楽しみを共に味わうこととなった。
生者必滅の理を知ったのである。
その苦患の中で人は思考し、学問や芸術という原石を
研磨して言葉や色を創り出し、
美という賜物を授かったのである。
志村ふくみ「伝書」より
SWLの仕事も、
自然よりいただいた生命の革を使い、
それを形にする仕事。
感性や技を磨き、それを美に高め、
創り出したものを届けていく
SWLとして、そんな在り方ができれば
いいなと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
京都銀閣寺 ハンドメイド革工房 SWL leather & silver
京都のハンドメイド革工房、SWL(エスダブルエル)スタッフのYOMEです。
先日、京都国立近代美術館で3/21まで開催中の
志村ふくみ 母衣(ぼろ)への回帰 展
を、クラフトマンと二人で見に行ってきました。
志村ふくみは、御歳91歳になられる
紬織の人間国宝の女性。
草木からの自然染料 で染められた糸によって織りあげられた作品は、
多くの人を魅了し、国際的にも高く評価されています。

草木で染めた絹糸を、織り機で織って、
それを着物に仕立てた作品が多く展示されていました。
自然染料だけとは思えない鮮やかさ、
でも自然染料だからこその、心にしみる色。
それが織りなす風景は、ほんと美しかったです。

さらに映像で見たのですが、
藍などの植物から染料をつくりだす時に、
神棚に手を合わせ始める作業の神々しいこと、、
自然に宿るものを色に昇華させ、それを紡ぐ仕事、
その仕事の美しさ、人間として在り方の美しさに、
とても魅了されました。
自筆された志村さんのこの言葉が、
心にジーンときました。
よかったら読んでいってください。
ある夜夢を見ていた
その時、漆黒の夜空に光を穿ち瑞々しく瞬く星が、
私の魂に直結していることを感じた。
私たちは光を宿す宇宙の星屑である。
その小さな一片一片が地上に降り、人間や草や花、
小鳥や虫たち石などすべての生類としての生命を与えられ
それぞれ愛しい生命をはぐくんでいくのである。
しかし人間のみは自己と他という区別を知り
現世において苦しみ悩み、また喜びや楽しみを共に味わうこととなった。
生者必滅の理を知ったのである。
その苦患の中で人は思考し、学問や芸術という原石を
研磨して言葉や色を創り出し、
美という賜物を授かったのである。
志村ふくみ「伝書」より
SWLの仕事も、
自然よりいただいた生命の革を使い、
それを形にする仕事。
感性や技を磨き、それを美に高め、
創り出したものを届けていく
SWLとして、そんな在り方ができれば
いいなと思いました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
京都銀閣寺 ハンドメイド革工房 SWL leather & silver