皮 と 革、どちらも読み方は「かわ」ですが、

は、動物から剥いだ後の、なめす前の生皮の状態をいいます。
は、生皮をなめし終えた後の状態をいいます。

なめす? このなめすという事は、皮を革に変える技術 のことです。
今回はこの「なめし」についてお伝えしようと思います。

動物から剥いだ生皮は放っておくと腐ってしまいます。

その皮から毛と表皮を取り除き、腐敗せず、
柔らかさを保ったまま1枚に伸ばす方法が「なめし」という技術です。




動物の皮は「表皮」と「真皮」からなります。
現在は「表皮」は石灰漬けにされ除去され、革として利用されるのは「真皮」の部分です。

皮の断面は、こんな風になっています。↓



なめしの原理を簡単にご説明するとこうです。

動物の皮のコラーゲン繊維の間は、生きている間は水分で満たされています。
ところが息絶えるとしだいに皮から水分が抜け、コラーゲン繊維が縮まり固くなります。

そうならないように水分を抜きながら、
繊維と繊維の間に橋をかけてくっつかないようにする 処置が「なめし」です。

この技術より、皮は腐らず、固くならずに
革として衣類などをつくることとができる素材になるんです。

現在では様々な種類の「なめし」の方法により
「皮」が「革」となって使われています。

↑モロッコの皮なめし職人地区

その起源は、いつ頃なんでしょうか

-----------------次回へ続く


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