ヨーロッパにはごく一般の人たちの暮らしの中に革製品が根付き、
革の持ち味を 個性 として引き出す文化があります。



「これは祖父の時代から使っているんだ」

と、手垢のついた革のソファを誇らしげに自慢する風景を
今も見ることが出来ます。

一方、日本では古くから革を加工する「匠の業」が発達してきたにも関わらず、
一般の人たちの暮らしの中には革製品の特性が
うまく活かされていないとも言われます。

自分たちがリビングで日常使うソファーはビニール張りでも、
滅多に使わない応接間のソファーは革張りだったり、、

さらに近年は安い製品の 使い捨て文化 が行き渡り、
日本の伝統的な匠の業も近い将来、博物館でしか見られなくなるのでは
という話もあります。


また革製品に限らず、、

現代の大量生産、大量消費社会


政治的な話はひとまず置いておくとして、

このまま文明が滅亡するまで不必要な資源の浪費を続けていくのか、

それともそれに歯止めをかけるのかは


「つくり手側の意識」にも委ねられていると思っています。


それはジャンルを問わず、大企業でも個人の作家にでも同じことが言えると思います。
そしてつくり手が何を発信するかで、消費者の意識を変えることもできると思っています。


「エコ」という言葉まで金儲けに使われてしまうようなこの時代。
高級車を乗り回すパパもかっこいいですが、

人の手で丁寧につくられたものを、手入れをしながら大切に愛用し、
良い味出まくってるおとーちゃんの背中
を見て、

「なんかかっこいいなー。あんな大人になりたいなー」と子供が憧れる。

そういうのステキじゃないですか?


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