仏滅 | Honey Bouquet

仏滅

今日はバイトでした

一応学校に行ってるんだけど、通信制の学校なんでまだ学校は始まってないし

始まっても週に三回ほどしか授業がないからほとんどフリーター状態

今日はすごくバイトに行きたくなかった。

なんでか分からなかったけど、すごく行きたくなかった。

カレンダーを見たら今日は仏滅、嫌な予感がした。

仕事自体は順調にこなせていた、4時を回って交代の人がやってきた。

私は今日いつもより少し長く働く日だったので、4時を回ってあの人がやってきたとき

ほんの数時間だけど一緒に仕事が出来るやった!と思った。

会話もそこそこ弾んで、疲れもふっとぶくらいに楽しかった。

お客さんもそんなに多くなくて、レジには二人の状態。

そんな時、あの人の口から出たのはやっぱり彼女の事。

それは、彼女がいるとはじめて聞いたときよりもずっとショックをうける内容だった。

あの人は私の気持ちなんて知らない。

だから平気で心を抉るような事ばかり言う。

とても顔なんて見て話せなかったけど、きっと幸せそうな顔で話していたんだろう。

彼女の顔が見てみたかった。

そんなに可愛い子なの?

「他の女の人見ても何も思わない」なんてあの人を夢中にさせちゃうくらい魅力的なの?

遠く離れていてもあの人は彼女しか見えなくて、私なんて隣にいても気付いてさえもらえないのに。

悔しくて、そんな事言ったって何にもならないのに

可愛くない憎まれ口を叩くしかできなかった。

だって喋るの止めてしまったらバイト仲間以上の感情であの人の事を見てるのがバレてしまいそうで。

入り込む隙なんてまったくないんだと思い知らされてしまった。

「お金持ちで甘やかしてくれる人が好き」なんて嘘だよ。

隣にいる君がとても好きで堪らないのに、私の嘘の理想像で君は笑ってくれるから

傷ついた素振りなんて微塵も見せずに全部嘘で塗り固めてみせた。

仏滅は本当だった。