だいすきなあの人が、さいごの手紙をかいたのは、何年かまえのきょうでした。

(さいごの手紙は、さいごにはならず、薄紅のおもいでに。)

手紙をかいてから数年たち、だいすきなあの人が、目のまえで、その手紙をよんできかせてくれました。

(流れるアカはあざやか過ぎて、目をふせるぼく。)

だいすきなあの人に、こんな思いをさせたのはだれ?
うちがわで問いました。

(うけとめるから、両手ひろげてここで、あなたをうけとめるから、だから安心しておいで。)