この人は一体何がしたいんだろう??
久しぶりにブログでも書いてみる。
アメブロは1年半ぶりだ。
最近、気になる人がたくさんいて備忘録代わりにメモっとこう。
ちなみに、自分自身の個人が感じた事なので、間違っていたらたわごとだと思ってほっておいてください。
で、気になっている人というのは、この人「勝間和代女史」だ。
この人のことを崇拝(?)している知人がおり、めちゃくちゃ薦めてくるんだけど、僕個人としては、ビジネス系自己啓発の類は、ほぼ信用しない(したくない?)ので、軽く聞き流す程度にしていた。
この類を信用しないのは、友人や知人に多くの失敗を経験し、現在成功している方が多くおり、一般的な成功論よりもためになる、多くの失敗談を話していただいているからだ。
だから、「こうすれば成功する」のような話は信用ならないのだ。
その人の成功例であって、他人の成功法ではないのだ。
(と、言われました(笑))
話を戻して、「勝間女史」の主張はおおよそこんなところのようだ。
・女性の社会進出、積極活用
・子育て支援
・若者への投資強化と教育支援
(引用:フューチャーインサイト[http://d.hatena.ne.jp/gamella/20090328/1238228772 ])
まぁ、どれもこれも昔から言われているような立派なことだ。
これだけでは判断がつかないので、一応この人の書いている本も読んでみた。
この人はかつて、アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンと渡り歩いて経済評論家になったようだ。
確かに、論法はその手の会社の論法だ。
この人が以前何かの本で書いていたようだが、GOOGLE化して、知識をため込みそれを検索して、論法を展開するというものだ。
(アンダーセンのコンサル部門から出てきたアクセンチャーなんて世界一のデータベースとか言ってたし)
確かにこの論法は頭の良い人には使用する価値のある論法だ。
ただし、これって検索して、引っ張って来るだけでは、ただの検索エンジンと一緒になってしまう。
(事実、プレゼンでこんな事言っても笑われるだけでしょ)
この論法を展開するには、検索する事象と他の事象の接点を見つけたりして、そこから話を膨らますことが大事なんじゃないかな。
この人、速読とか言ってるけど、ただ早く読んで、内容を詰め込んでるだけなんじゃないかな。
本を読んでみて感じたんだけど、話が縦方向には進んでいくんだけど、横軸で話が膨らむことがない。
あと、成功の押しつけも嫌気がする。
何か自分の過去を正当化するような話を押し付けられているような気がする。
これじゃあ、今ちやほやされて、メディアにもいっぱい出てるみたいだけど、そのうち化けの皮はがされそうな気がする。
そういえば、昔、森本卓郎氏(あってるかな)あたりにあっさり論破されてたような気がする。
この人の支持層って、30前後の働く女性が多いんでしょ。
変な意味じゃないんですが、想像できるんですよね。
この世代って、男性でもそうだと思うんですが、ちょうど周りで結婚していく人が増えて、独身だとちょっと気になるじゃないですか。(親もうるさく言ってくるし(笑))
で、ちょうど仕事も面白くなってくる。
そこに独身でパワーのある人が出てくる。
そうすると、共感できるんですよね。
(事実、僕もそういう人はたくさんいる。この人じゃないけど)
でも、ここではき違えないでほしいんですが、その人の生き方に共感するのは結構だけど、その人の思想や思いというところはクールにとらえてほしいんですよね。
もしホントに、他人に啓蒙する気があるなら、自身の成功の押しつけなんてしない。
失敗から、「こういう時は気をつけてね」という程度だろう。
何がどう転ぶかわからないし、その通りにやって失敗されたらたまったもんじゃない。
そういえば、サブプライム問題が起こった2007年の秋ぐらいに「銀行に預けず、投資信託をやれ」なんて言ってたのってこの人でしょ。
(このころというか、その前の不動産下落の直前に、僕の友人の金融関係者は資産の多くを貯蓄にまわしてた)
案の定、その後リーマンショックも加わり、100年に1度といわれる不況に突入した。
で、この人の擁護派はそれをこう批評していた。
「100年に1度なんだから、しょうがないよね」
この人何言ってんの?
こんな事、証券マンが言ったらどっかで刺されるよ。
その辺りからかな、この人の主張が変わってきたの。
投資信託の話なんてまったくしなくなった。
そして、そもそもそんなことなかったような顔をしている。
その心臓だけは、僕も見習いたいものだ。
しかし、この人子供に「1円当たりのカロリー」を計算して、子供に飯を食わせて、経済感覚を身につけさせていると言っているようだ。
もう何も言うことはありません。
麻生さんも早く気付いて、「内閣府男女共同参画会議」(だっけ?)のメンバーから外してもらいたいものです。
どうもこの人からはねずみ講に似た胡散臭さを感じる。
そういえば、口コミで物を売るとかそんな内容のこと言ってたっけ。
大方、もう使い古された感もあるが、バイラルマーケティングでも実践してるつもりだろう。
長くなってきたのでそろそろまとめ。
この人がメディアに出てるのって、メディア的に面白いからと単純で使いやすいからであって、思想や政策が素晴らしいからではないだろう。
まだ自分の立ち回りを心得ている(かどうか知らんけど)西川先生のほうが、信用できる。
メディアから出てきた人って、メディアから見放されると一切見なくなるけどこの人はどうでしょうかね。