ギザギザBANGS

美容師人生はギザギザの前髪のように、毎日変化があって面白い。
福岡市天神のswitch(スイッチ)という美容室で楽しく美容師しています。


アジアの玄関口と言われる福岡市中央区。
天神・大名西通り地区というお洒落スポット。

この街には可愛い女の子のたちがいっぱい。

そんな女の子たちをちょっとお洒落にヘアメイクしてカメラを握る。
写真を撮ってオリジナルのヘアメイク・フリーマガジン、yellow[girls]の自主制作。
美容院で作るヘアスタイルをヘアカタログを作る様にブックにしています。

ブロガーやプロのカメラマン、フォトグラファーとまではいきませんが、
メイキングや撮影シーン、ヘアサロンでの日常を福岡の女の子たちをブログで紹介します。

 

 

 
 

美容師の将来への決断するタイミング。

ほとんどの人の決断が「NO」なタイミング。

あまり簡単な話やSNSなどの情報に流されないようにして欲しい。

同じ美容師と言っても、

勤務地域に時期、働いてきたサロン環境、仕事の仕方、考え方、料金設定、、

それに本人の特徴、性格、家族環境が違いすぎる。

上手くいってる話の方が多く入ってくるが、世の中失敗してる人の方が圧倒的に多い。

その失敗した情報を自分から主張する人は少ない。

自分を鼓舞するように主張して弱音を吐かないようにしてたり、、

そんなことを踏まえた上で、

美容師さんの決断するタイミングは早過ぎる!

独立もフリーランスも業務委託も皆さんタイミングが早過ぎる!!

その後その勤務形態で何年やっていくのか?

特に独立やフリーランスは何歳まで続けていくのか、、

30年続けた時に何歳ですか?

30年続けられるってとんでもなく難しい確率。

なんなら10年続けることも一握りだとも言われている。

 

マンツーマンの一人サロンやフリーランスになると、

気がついた時には他人と働けない体質になっていることが多い。

人を育てたことのない美容師さんはきっと尚更難しい。

少数サロンも同じように年数を続けるほどに新人さんとの年齢の差。

自分が大丈夫と思っている人でも新人さんはどうだろう。

続けて二、三年経てば自立するか違う環境へ変化を求めるようになったり。

事実マンツーマンの方でも最初は若手を育てるつもりで始めた人がどれだけいるだろう。

サロンを続けられたとしても10年後にはほとんどの人が一人でやっている。

因みに続いている二人サロンの大半は夫婦だと思う。

 

5年目の上手くいっていても、10年後には無くなっていることがほとんど、、

10年間の現在が成立してても、11年目はわからない、、

10名以下サロンならほんの数名が抜けると一気にバランスが崩れていく。

 

マンツーマンサロンで自分で何でも決められるようになっても、自分に何かあったらカバーが出来ない。

20代や30代で健康に自信があっても、親、兄弟、パートナーや子供達、ペットにだっていつ何が起こるかわからない。

現代のように先の予約まで埋まるようなサロン運営では、休んだ分を補うのはとても困難だ。

昔からあるハイキャリアの一人サロンは予約ではないお客様が多かった。

美容室に足を運んで「今日はいっぱいだからまたにして」って時代とは違う。

この時代の女性は仕事をしていない主婦が多くて時間の使い方が今とは違うし、競合の情報もない。

その延長線上での成立だった。

「この街にこんなサロンあったらなー」ってサロン作っても、

数年後には同じように最先端のサロンが並び自分のサロンは古くなる。

書いても書いても書き足りないくらい細くあるが、、

 

勿論、それぞれのやり方で成功している人がいるのも事実。

早い決断が必要な時もある。

ただ綺麗事だけではなく現実を冷静に判断して欲しい。

決断が早過ぎて、近い結果にしか目が行かず、早い決断をすることだけが業界の流れになってる。

こんな時代に収入や雇用条件の良し悪しを優先するのはわかる気がするが、

昔から世の中条件の良い仕事って長くは続けられない環境が多い。

時代が変わっても変わらないこと。

 

昔は美容業界は水商売ってよく言われた

この時代は良くない表現で、、

その反発から業界改革の時代はきっと皆死ぬほど働かされた。

特に30後半から40代かな、、

今、収入や雇用条件が良くなったのはいいことだ。

ただそれだけを追い過ぎて、美容室業界はまた悪くなっていく。

数字や分かりやすい言葉だけでは見えないところが削られていく。

いつか自分達が苦しくなる。

 

20代30代の我慢ができなければ、50代からは我慢では効かなくなる。

もう少し、あと何年か決断を先に伸ばせば、

美容室の業界はもっと充実した環境が増えてるはずだ。

 

 

20歳 美容師スタート

23歳 スタイリストデビュー

26歳 お客様の顧客化

27歳 育てたアシスタントがスタイリストへ

30歳 店長クラスの役職就任

33歳 店長になってからの新人がスタイリストに

35歳 自分が育てたスタイリストが自立、退職

37歳 役職降りて少し自由にサロンワーク

40歳 ハイキャリアとして顧客様との向き合い方見直し

    やってきた分、業務委託などの契約勤務も皆が納得

45歳 独立開業 勤務25年同じサロンから数名を引き連れて

    こんな勤続年数が当たり前になればきっと円満

65歳 独立から20年、同じように自分のサロンからも独立させる

    スタッフにサロンの経営を譲ってゆっくり業務委託か引退

70歳 独立から25年 よく頑張った!

 

年齢、内容はイメージですがこんな経験無しに独立しても、

初めての経験が独立後だとその都度のダメージに耐えられるのか、、

スタッフが一人辞めただけでの精神的ダメージも実質的なダメージも大きい。

従業員としての経験を重ねて余裕が持てるようになってからの独立が理想。

きっと大半の方の美容師として一番リスクが少ない生き方の選択。

こんなサロンが当たり前にならないと他業種のような雇用条件は続けていけない。

 

チェーン店は小規模も大型も、

面貸しサロンスタッフへの育成サロンになり、

4〜5名以上の個人サロンは消滅する。

マンツーマンの個人サロンが30年続けられるのは

かなり恵まれた条件か一握りの天才だけだろう。

 

この考え方は30年くらい前から変わっていない。

美容室の業界のことは昔から冷静に見てきたつもり。

「業界の流れ」っていい方向に向いてるとは限らないし、世の中も変わっていく、、

 

因みに福岡の中心街、天神・大名地区ではスイッチは29年目。

10名以上スタッフがいる一店舗だけの個店経営ではもう一番の古株らしい。

スイッチの次に古いサロンは10年くらい空いてるかも。

大型チェーン店を入れても10本の指に収まりそう、、

4~5名のサロンでも10年過ぎると数えるほど。

従業員を雇う美容室を経営するなら大きくする、早くに店舗数抱える。

そんなエネルギーが必要だということ。

この街に個店のスイッチがあるのはほとんど奇跡的で貴重な存在になった。

現実的に難しいこと言っているのだということは明らかだ。

だからこそ変わっていかないと困るのは美容室利用者だろう。

 

昔から独立願望がなかった僕の美容室業界の見え方。

あ〜書き足りないけど、、

あまり誰も見てないブログに書いておく。


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美容師はキレイなものを見たほうがいい。美容師になったばかりの頃に先輩に言われた言葉。それから季節の花を見に行くようになった。美容師の手取りが10万いかないくらいの時代に週一の休み、お金のかからない学ぶ時間。いい時間だったと思う。先輩の話だけはちゃんと聞いていたな、、あれからだいぶ大人になったけど花の良し悪しも、撮り方もよくわからん、、ただ花屋の花より河原にあるような草花みたいなのがいい。特に花が好きなわけではないけれど、花を貰うことは特別な感じがする。花が一輪でもある生活が小さな目標になっていた。あの先輩の言葉から、大切な価値観になっている。




 

 
約21年お世話になりました。
あなたに出会わなかったら出来なかった撮影ばかりです。
あなたのお陰で沢山のいい出会いと、スタッフの成長のきっかけもいい形で作ることができました。 
 
 何回かお仕事てご一緒したフォトグラファーの巨匠が使う機材があなたと同じでした。
だから使い熟しの勉強が沢山出来ました。
別の仕事でご一緒するカメラマンさんも、たまたま巨匠のお弟子さんであなたの使い方を学ぶことが出来ました。
しかもまた違うお弟子さんとも、、 
 
 巨匠はあなたに纏わる小道具もいくつもくれました。
「同じの使ってるし感覚もいいね、上手!カメラマンでも3〜5年目のアシスタントで使える」って褒めてもらった。
それをお弟子さんに話したら、「それ卒業ですよ」って。
お一人は2年、もうお一人は3年って、、
「先生のとこに3年もいたの僕くらいですよ」と。
「最初はスタジオに2年くらい、、」
そんなエピソードも知らないカメラのお仕事の世界を少しだけ知る機会でした。 
皆さん東京のファッション誌などの第一線で活躍する人たち。
そんな人達と共通の話題があなたからでした。
あんな現場でのカメラのお仕事も、巨匠たちと同じあなっかいる安心感で乗り越えられたのだと思っています。
 
 沢山の人達を照らし、輝くような記録が出来たのはその存在があったから。

少しずつ調子が悪いことが増え、どちらも近いタイミングで動かなくなりました。
充分過ぎるくらい頑張ってくれた!
本当にお世話になりました。
2026年3月22日

 

 

 

 

 

昔、天神大名地区のサロン同士の繋がりが深まり出した頃。

「〇〇なクレーマーが回ってるよ、気をつけて」と特徴の連絡が来たり。

「〇〇で問題な中途採用が回ってるよ」とか。

 

クレーマーは他のサロンさんが「スイッチには行ったらダメだよ」って念押ししてくれてて

来ることはなかった。

スイッチは運よく沢山の人たちに守られてたなー。

 

しかし中途採用は来た。何人もから良くない噂を聞いてた子だった。

本人と話をしてみた。

信じてみて一緒に働くことにした。

髪型、メイク、お洋服のことまで沢山言って変えさせた。

 

自信家な人間性だった。

分かりやすく不貞腐れて嫌そうにしてたが、言われた通りに全部変えた。

不満そうな態度は人間らしくて嫌いではなかったが、

その後の言動や行動は見上げたものだった。

そしてその子はスイッチでトップになった。

しばらくは誰も抜けなかった。

 

その後も、、

「自分はまだ伸びますか?」

「今の自分にないものは何ですか?」

「何をどうしたら伸びますか?」

「自分に出来ることは何ですか?」

定期的に見せるその姿勢、即実行。

「はい、やります!」

「こういうことですか!」

「効果ありました!」

「またお願いします!」

後輩たちからは怖がられてはいましたが、、

いい存在感でした。

 

人のウワサってどうやって伝わっていくのだろう。

誰が言ってたの?

言ってたのはどんな人?

言ってた友達や身内はいつもどんな話してる人?

同じ職場の人が見たの?どのタイミングで見たの?

同じ職場の人がその内容を外の人に話すって、その人信用できる?

その行動が悪かったのか、

見てた人、受けた人にとって不都合だっただけなのでは?

濁ったレンズを通して見てるだけでは?

あなたの態度が悪かったのでは?

ただの勘違いってことも、、

そんなこと、よくあります。

 

人を見る目に自信はないです、、

ただ信じてみたいって思う人と、夢中になって働きたい。

スイッチにいてくれて良かったと思う一人でした。

 

 

 

 

 

こうやって今、写真を撮ってる彼女達。

10年後、20年後はどうしているだろうか。

 

その頃はもう僕は撮影とかはしてないだろうな。

それでも髪のお手入れには来てくれてるだろうか。

 

撮影してないお客様でも20年以上通ってる方とかは沢山いるけどね。

 

最近は時々、10年前、20年前に写真を撮ってた人達が、

久々にまたスイッチに訪れるたり、また通ってくれることがある。

 

福岡を離れてたり、身内や友人のサロンに通ってたり、、

それぞれの時間が経過して、また帰ってきてくれる。

 

福岡で懐かしさを感じてくれる場所になってきたみたい。

 

天神、大名で一店舗の経営で約100坪を20年以上!

この形だから出来たことが沢山ある

沢山あるから存在し続けられた。

この先もきっとこんな美容室はなかなか出来ないだろう。

 

異常な程の拘りと半端ないエネルギーを注いできたからね。

 

思い出の味や、思い出の物は無いかもしれないけれど、

この場所で髪を切って、それぞれの生活やその節目で迎えた時を

少しでも懐かしく感じてもらえる場所。

 

もうしばらく、、

こんな美容室がこの街に存在できたらいいよなー。