ギターケースの女〜上野樹里と5つの鞄・1 | トリプルオルタナティヴズ

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上野樹里ちゃんのこと、本のこと。

人間は鞄のようなものだと思う

誰かの言葉とか

誰かの笑顔とか

誰かの匂いとか

大切なものをしまって生きていく

人間は鞄のようなもの

上野樹里が出会う5つの鞄

5つの才能


上野樹里5つ


彼女は自分の鞄に何を入れたかな

ま、誰にもその鞄はあけられないんだけどね






こんばんはー!
新しいお仕事の確定情報がくるまで、過去作品を振り返ってゆきたいと思いまして。とか言って、冬はこういうことしたくなるけど忙しくなってうやむやになるシリーズです。笑
だって去年の今ごろはのだめレビューしてて5話で止まってるw
自分の感想を書いておくと後から読んだときにおもしろいので、そのうち続きをと思っているのだけど。今は鞄の気分なの~

なんといってもこれは短編集なのです。1話30分って素晴らしい( ´艸`)遅く帰ってきても大丈夫!一日のおわりにじんわり楽しむにはぴったりです。内容は結構パンチが効いているけれど。

番組サイトがまだありました。
上野樹里と5つの鞄・WOWOWオンライン

女優・上野樹里と5組のクリエーター・ユニットとの真剣五番勝負!!
『鞄』をキーワードに、5組のクリエーター・ユニットが奏でる全く異なる5つのオムニバスドラマ。街角でギター片手に歌う女、エレベーターに閉じ込められた女、突然の幼馴染み訪問に当惑する女、逃避行の旅に出た女、毎日続く誕生日から抜け出せない女…。それぞれ作風の異なるクリエーター・ユニットと上野樹里が作り上げるエネルギッシュな意欲作。監督陣には、今年公開し話題となった『ホノカアボーイ』の高崎卓馬、『ヘブンズ・ドア』のマイケル・アリアスをはじめ映画・TV界で活躍する山下敦弘、タカハタ秀太、萩生田宏治が並ぶ。共演者には、リリー・フランキー、濱田岳、ピエール瀧、新井浩文、江口のりこ、など個性の強い面々が脇を固める。さらに、上野自身が作曲&ヴォーカルにも挑戦したエンディングテーマ曲にもご注目ください。

イントロダクションを読んだだけで痺れる企画
初めて観たのはファンになりたての頃で、片っ端から出演作を観ていたときだったけど、これは特に印象的な作品でした。とにかく樹里ちゃんの役者としての佇まいが超かっこいい!5つの世界に染まる、彼女の変幻自在さを満喫出来る作品です。思わずため息をついてしまうこと請け合いです。
今から思うと、ここでコラボした監督や脚本家の方達とその後もお仕事しているんですよね。陽だまり脚本の向井さんも!
長編で是非、とクリエイターに思わせる役者なのかな、と思うと誇らしいですし、納得。
樹里ちゃんって凄いんだよ!と、自信を持って貸し出せる一枚でもあるのです。貸すよ!笑

さて。今日は「ギターケースの女」
監督・脚本はタカハタ秀太さんです。



いきなり歌から始まってびっくりした思い出。
声が低っ!ww樹里ちゃんの声って不思議。地声はどの高さなんだろう?実はよくわかりません。だって番宣の時は役のトーンだったりするので。24時間テレビに来たときは低めでしたね~。aoakuaでは高かったけど。

役名はウエノ。カタカナって新鮮
キャストが何とも雰囲気のあるメンバーで好きなのです。この人たちが揃ったら、勝手に面白いものが出来ちゃいそう。よくわかんないけど、サブカルっぽいというか。劇団っぽいというかw



新井浩文さん、リリー・フランキーさん。交番で向かい合ってるだけで面白いもんwタナダユキさんもちょっと不思議な存在感の人だよね。

江口のりこ先生もいるよ!ヾ(@°▽°@)ノ
樹里ちゃんとはSGとグーグーでも共演されてますね。楽器屋のおねえちゃんも先輩アシスタントも、面白くて印象的だったなー。「洋菓子店コアンドル」で蒼井優ちゃんとガチ喧嘩するシーンが怖すぎて忘れられないよ。大好き。こないだの「明日、ママがいない」の養母の役も怖すぎたよ大好き。

ストーリーも短編にちょうどよく、しかし型にはまりすぎず、見せ方がかっこいいというか、リリーさん小人になっちゃいますからね。ちょっと不条理っぽくて。この雰囲気で幕を開ける「5つの鞄」がセンス良くて、うれしくなっちゃうのよね~。

男子ごはんじゃないけど、J-POINTを挙げるとすれば、やっぱり歌と、おまわりさんに呼び止められちゃう胡散臭い顔つきと髪型かな。笑 そういえばこれを観るまで、ギターも弾けるんだって知らなかった。ほんとうに楽器が似合うなあ。



ちなみにエンディングテーマが泉谷しげるさんの「春夏秋冬」でした。紅白のとき、なんだか耳馴染みのある歌だなあと思っていたのだけど、やっとわかってスッキリ。


楽しそうな樹里ちやん( ´艸`)
リリーさんとまた共演してほしいな。どんな組み合わせがいいかな?がっつりバチバチしていただきたい。


いやー、5つの鞄を企画した人はほんと素晴らしいな。
短編集と言っても、ただ単に短いのが5つあるんじゃないのです。樹里ちゃんの魅力って、「素材」として作品の中に存在出来るということだと思っていて。それは大作を引っ張る主演やヒロインのときにも光るのだけど、こういうはっきりと濃い5色のシチュエーションに次々染まる瞬発力にほれぼれします。彼女の中にある野生の勘みたいなものを、垣間見ることが出来るというか。
樹里ちゃんはチーターっぽいって、たしか自分で言ってたんじゃなかった?笑 うんうん、わかる、そんな感じ。
攻めてる上野樹里、ですね。次の作品もぴりっと痺れさせてくれるんじゃないかなと、期待が高まります!