松潤さんのファンのみなさんへ | トリプルオルタナティヴズ

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上野樹里ちゃんのこと、本のこと。

はじめまして。
上野樹里ちゃんのファンのkanaと申します。
この度、映画「陽だまりの彼女」での松潤さんとの共演、とても嬉しく思っています。

今をときめく嵐の松潤さん。
わたしは花より男子が大好きでしたが、それ以上のご縁や知識は特になく、今まで過ごしてきました。
でも、樹里ちゃんの次回作の共演者としていろいろ番組や雑誌を見るようになり、今はすごく興味しんしんです。
仕事への姿勢や、人との距離感、向上心、ストイックさ。
今まで嵐の松本潤というパッケージでしか見ていなかったことを痛感させられています。 すごく、素敵な人だなあと思います。

樹里ちゃんは、ご存知の方もおられると思いますが、2011年に放送された大河ドラマ 「江~姫たちの戦国」のあと、ほぼ一年間役者の仕事をお休みしていました。
理由や状況は一切明かされず、2012年4月の本の出版を最後にぱったりと姿を消したことに、 わたしたちファンは不安でいっぱい、病気してるんじゃないかと心配したり、きっと充実した休息をとっているはずと思ってみたり、 じゃあいつ帰ってくるのか?もう戻ってこないんじゃないか?いやそんなはずはないと、 樹里ファンの間で後世まで語り継がれるであろう、辛い砂漠の日々を過ごしてきました。

そのお休みのあとの、復帰作となるのが「陽だまりの彼女」です。
ラブストーリー、ちょっとファンタジー、まさかの設定にとてもわくわくしています。
ワイドショーや雑誌で少し解禁された松潤さんとの姿がとてもあたたかくて、すてきで、涙が出そうなくらい楽しみです。

樹里ちゃんは、誤解されやすい人です。
わたしも、昔のドキュメンタリーを見て、ちょっと話し方がキツイなと思ったことがあります。
正直で、ハッキリとものを言います。
でも配慮がないのではなくて、とにかく役のために、いい作品をお客さんに届けるために、 嫌われるのを承知で戦うと決めている人です。決して妥協しない人です。
昔気質の職人のようなんです。笑
そういう人って確かに、誰にでもニコニコ穏便にと振舞わないために、誤解されたり敬遠されたりすることがありますよね。
だけど、職人の手がけるものが押し並べてそうであるように、彼女の作品には命が吹き込まれているし、 ひとつとして二番煎じの表現がなく、変幻自在で、筋が通っています。
群を抜いて有名な「のだめカンタービレ」以外にも、素敵な作品がたくさんあるので、ぜひ機会があったら見ていただきたいです。

こちらが謝るのもおかしいのですが、毎回、変な記事が出るんです。
それで誰が得しているのか、考えたけれどわたしにはわかりません。
樹里ちゃんは恋愛スキャンダルがほぼないからか、はたまた同年代にライバルが多いからか。
何をしてもちやほや記事にされる人もいますが、樹里ちゃんは、何をしても、いやしなくても徹底的に悪く書かれます。
根も葉もないこと、取材もしないで適当に書かれる記事は、大抵の場合、名前が出る他の方に大変失礼な内容となっています。

話は変わりますが、樹里ちゃんはファンのことや、自分の周りの親しい人、仕事で得た仲間のことを「心の家族」と呼びます。
お母さんを中学生の時に亡くし、お父さんや二人のお姉さんとも離れて暮らす樹里ちゃんだから、出てくる言葉なのかなと思います。
だからファンの人たちも、共演者の方のことは家族のように、一緒に応援する人が多いように感じます。
松潤さんのこともそう思っています。仲間であり、家族であると。
陽だまりチームが作ってくれた「陽だまりの輪」を、公開まで、そのあともずっと、大切に育てて行きたいなと思っています。

お願いです。どうか変な記事を真に受けずに、まっさらな気持ちでインタビューや写真、そして映画を受け止めてほしいです。
陽だまりのクランクアップの日に、ツイッターで現場への応援ハッシュタグが企画された時、 スタッフのみなさんへはもちろん、樹里ちゃんへも同じようにあたたかいコメントを投稿してくれたたくさんの松潤さんのファンのみなさんに、 どうしても伝えたくてこの手紙を書きました。

変な記事への対抗というのが一番の理由ではありませんが、樹里ちゃんの言葉をもっとたくさんの人に伝えたくて作った 過去のインタビューを配信するbotを運営しています。
興味を持ってくださったら嬉しいです。
@juriwords 樹里語録といいます。

ではでは、長くなりましたが、10月の公開に向けて一緒に「陽だまりの彼女」を心待ちに、そして盛り上げていけたら嬉しいです。 どうぞよろしくおねがいします!

kana