【読書】さいはての彼女 ほか | トリプルオルタナティヴズ

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上野樹里ちゃんのこと、本のこと。

「さいはての彼女」原田マハ
「ゆめみるハワイ」よしもとばなな
「隠し剣 孤影抄」藤沢周平



先日、久しぶりに図書館へ行って、おすすめしてもらった本を予約したり、気になる本を借りたりしました。
新刊を読みたい時は、予約しても半年単位で回ってこないので本屋さんで買ってしまうこともありますが、基本的には図書館派です。
昔からそうだし、今でも読みたい量にお金が追いつかないし、買った本を置いておく場所もないのです(・∀・)
そして何より、よほどのことがないと読み返さないからかな。
まあ、家にあったら読むのかもしれないけど・・・いや、読まないな(・∀・)w
最寄りの図書館は小さいので、ほとんど予約して受け取るだけなのですが、レトロな雰囲気はちょっと気に入っています。



「さいはての彼女」原田マハ
昨年末に読んだ「楽園のカンヴァス」がとても面白かったので手に取りました。
このタイトルも聞いたことがあるから、結構人気があったのかも?
仕事や恋愛、ちょっと人生の見直し期間に旅をする主人公たちの物語。
よくあるストーリーだけど、あっさりとした短編集ということと、人物描写がなかなかぶっ飛んでいて面白かった。
バイク乗りの凪ちやん、印象的でした。
旅館や旅先の描写も丁寧で上品で素敵。旅に出たくなります。
できれば暖かいところがいいなw



「ゆめみるハワイ」よしもとばなな
ほー、ばななさんはフラを習っているのか(・∀・)
取材のために始めたフラと、すっかりハマってしまったハワイの魅力を綴ったエッセイ集。
ばななさんはとてもスピリチュアルで深い愛情の持ち主。
よくここまで愛せるなあと思うくらい。でも、彼女の言葉で魅力がひしひしと伝わってきて、こっちまで好きになってしまう。
ハワイ行ったことないのに、もう絶対に行きたい。明日にも行きたい!
ばななさんの小説は、その少し繊細すぎる世界観に引きずられてしまう。
続けて読むと地面から数センチ浮いたままになってしまうので気をつけているんだけど、
きっと一生読み続けるんだろうな。



「隠し剣 孤影抄」藤沢周平
てんてんさんからおすすめしていただきました。ありがとうございます(∩´∀`)∩
歴史ものって自分ではほとんど手に取らないので、すごく新鮮でした。
たしか、藤沢周平さんの「蝉しぐれ」は昔読んだことがあって、とても面白かったので期待していました。
これは、剣術の秘技をめぐるいろんな人たちの物語集なんですね。
今はもう目にすることのない侍たちの、それぞれの人生と物語。
新鮮な気持ちで読みました。
真剣で斬り合いをして死ぬこともあるなんて、その感覚はまったく実感としてわからないけど、
愛する人を守るためだったり、プライドのためだったり、今よりずっと生き方がシンプルなんだよなー。
面白かったです!他の著書も読んでみようかな。