「はーい!たまよ。もう私が通ってる
バレエ教室は、秋の発表会の準備で、
生徒さんも先生も日曜日や、レッスン終わりに
練習したり大変です。私は舞台とかそんなレベルでは
ないので週2回のレッスンに通うのみ。
本当はいつかみんなで練習して舞台とか
憧れるけど今は介護があるからね。
週2回のレッスンに行けるだけでも今は感謝です。
人のお世話をするって体だけがしんどいのではなく
精神的な部分もかなり大変で、楽しいことがないと
気分も沈んでしまうからね。そんなんこんなで
今日ご紹介の映画は、耳も聞こえない、目も見えない
子供を世話する男の物語なんだけど、
高齢者介護に通じるものがあって、、、」
「たまさん、お疲れ様っす」
「そうなの、疲れているのよ」
「たまさんにとって今一番辛いことって
なんですか?」
(お前!何聞いてんだ!介護が辛いに
決まってるだろ!)
(だって、、)
「そうねえ、、、遠方にコンサートや
ファンミにいけないことかな」
「え?」
「あと、バレエのレッスンに週3回は
行きたいのに、2回しかいけないこと、
フラッペがうまくできなくて、
バレエの振りも覚えられないし、、」
「え?」
「毎日眠れない、、とか、そんなことじゃ?」
「え?夜は高齢者は早く寝るから、
それに合わせて寝てたら10時間も
寝てしまう時があって、、」
「10時間、、、」
「あ、、あははは、、
どうりでお肌はツヤツヤ、、
映画のストーリーをどうぞ」
「なんなの?」
「まあいいわ!行くわよ。視覚と聴覚に
障がいがある少女ウネと、
お金が必要な男ジェシク!
血がつながらない二人が、一緒に暮らすことになる
ってお話だけど」
「お父さんと娘のお話じゃなく?」
「違うのよ。まずね、この子のお母さんは
シングルマザーで、主人公の男の事務所の
従業員だったの。」
「ほう、、」
「で、ある日出勤してこないから
見に行ったら死んでて、そこに娘だけが
残されてたわけ」
「えー」
「で、男はこの従業員の女にお金も貸してるし
返してもらう当てがなくなり、さらに
自身もお金がなくて事務所を出されちゃうし
最初は、この女の部屋を解約して保証金を
もらうつもりで、女の家に入り込む」
「あー、そこに娘が」
「これが安いドラマなら、おじさんと
少女のヒューマンドラマになるだろうし、
もう少し歳が上なら恋に発展するとか
少女漫画みたいな展開もあり、
しかし、少女ウネが視覚と聴覚に障がいが
あるから、見ることも聞くこともできないし、
お話は重い方向へ、、、」
「知り合ってすぐに挨拶もできない」
「それよ」
「大変っす、、」
「なんだよお前、、急に」
「少女は、手探りで机の下のスペースを
自分の安全場所としてキープして
そこで、パンを食べてる」
「パン」
「俺も大好き!」
「ここがね、私も高齢者を介護してて
思うんだけど、うちの高齢者もパンをよく食べます。
食べやすいし、自分で手に持って
食べれる。匂いも嗅ぎやすいし、
歳を取ると、位置の把握がうまくいかなくて、
視界が悪くなって、箸も上手に
使いにくくなったりすると本人にとって
自由に食べたいときは、パンはすごくいいのよ。
誰でも、自分のペースで食べたいじゃない。
介護者がスプーンで無理やり口に
押し込んで食べるのが嫌よ」
「あー」
「そりゃそうだ」
「でも、高齢者は、今までの人生の楽しみの
思い出もあるから、パンだけじゃなく
いろんな食べものを知ってるけど、
この少女ウネは、おそらく、母親に
ずっとパンを与えられてたのかも、、
同じ場所にパンがたくさん置いてあって、
それを彼女は覚えてて、手に取って食べる」
「世の中にはパン以外にも
美味しいものはたくさんあるのに」
「それよ!でも母子家庭で、一人で
障害を持った子供を育てなければいけなくて
死んじゃうくらい働いてた母は、お金もないし、
おそらく、もうギリギリの生活だったと思う。
責めちゃダメよ!」
「で、代わりにこの男が少女の世話を?」
「いや最初は、男は保証金を受け取りたいから、
この子の父親のふりをするけど、、、」
「本当の父親は?」
「電話したら、僕はもう関係ありません、
みたいな、、」
「無責任!!!!」
「それよ!日本でもそんな家は多いみたいよ。
私の知り合いの娘さんも子供が
障害を持ってるけど、娘さんは離婚して
一人で育ててる。生まれた時から
胃ろうで、お口から食べれない。でも
必死で働いて、お世話をしてます。
父親!どうした?って言いたいけど、
この家庭も離婚して自分は知らん顔よ。
そんなやつは地獄へ堕ちろって感じ!」
「全部が全部そうじゃないけど、
お世話をしてるお母さんは大変」
「ですね、、、」
「で、映画に戻るけど、
この男、ちゃらんぽらんと思いきや、
少しずつ、少女との距離が縮まっていく」
「男は、一生懸命、文字のブロックで
字を教えて、指に書くようにする。
これを見て、本当の父親!なんで
しないんだ!って腹が立つ私!」
「でも、やっぱり、目も見えないし、
ウネとの生活に苦痛を感じてしまう男。
だけど、そこに父性が生まれてしまう。
この男ジェシクを演じるのが、チン・グ!
少女を演じるのが天才子役チョン・ソヨン!
この少女役、本当に演技?うますぎる!と
私はびっくりよ!」
「セリフがないし、目とかウーとかの声とか
動作で表現する演技の凄さ!」
「おおおお」
「お金を除いて世界に怖いものなどなかった
男ジェシクが、かけがえのない存在ができてしまって
変わってゆく姿がジーンよ」
「へえええ、、これは4マズル?」
「いや、、」
「え?」
「この映画、ラストが、あれ?って感じで。
少女と男のこれからとか、何にもなくて
二人が心を通わせるところで終わってるの」
「ああ、、余韻、、、」
「余韻じゃないのよ。なんかもう
ここまで作って、この先は難しかったって
感じかも、、もう少し先を作ってよ、、って
思いです。納得がいかない」
「あ、たまさん、この後の
物語を、コン・ユくんが学校の先生で
少女をケアしてゆく。お父さんと一緒に
って設定はどうっすか?」
「キャ!!ミケちゃん!」
「そして少女はコン・ユくんと、
ともに、最終的には韓国のヘレンケラーに」
「それっす!」
「社会貢献のために財団を作って
それが世界の障害のある子供たちのために、、
コン・ユくんが壇上で挨拶よ、、きゃー」
「この続きはお肉を食べながら話したいっす!」
「そうね、いくわよ、高級肉!」
「ヒャッホウ!」
「さあて、みなさんとはこの辺で。
この映画、とにかく、子役がうますぎる!
チョン・ソヨンちゃん!彼女が出ている
ドラマを見たくなりました。
この子はいずれ大女優になるのかな?
チン・グは、今までそんなに興味がなかったけど
今回も特別興味が湧いたわけじゃない。
イケメンだけど、なんかグッとこないのよね。
でも、世の中に一石を投じた作品だと思う。
映画の中で、チン・グは少女を学校へ
行かせるけど、目が見えない子は耳で
耳が聞こえない子は目で学ぶように
してる教室で、少女は何もできず、
ただ癇癪を起こしてしまう。
ここで、彼が積み木を買って勉強させる。
手で文字を触れさせて字の形で言葉を
理解させること。少女はやがて
手に字を書いて意思の疎通をしようとするの。
学校や先生は、できないって決めつけても、
なんとかしなきゃって思う彼には
チャレンジできるものにはチャレンジする。
私はこの精神を見習いたいなって思いました。
そんなこんなで
私はこの映画3.5マズルかな
プライムで見れますよ!
U-NEXTでも!

マズル刑事のXっす!
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