「はーい!金曜日じゃないのに
登場のたまです。日本映画のご紹介です。
「海の沈黙」、あの巨匠昭和10年生まれの
倉本聰が脚本構想!監督は別の人だけど、
ベテランで昭和24年まれ。だから
はっきり言って、令和の頭で見たらダメよ。
昭和のおじいさんの男のロマンを詰め込んだ
時代からズレてるお話です」
「最初から、巨匠を貶すじゃないですか」
「あの倉本聰っすよ」
「北の国からっすよ」
「うん、貶してないのよ。
価値はあって、骨董品なのよ。
時代からズレてるってだけで」
「まずはストーリーを」
「そうねいくわよ。世界的な画家・田村修三の
展覧会がデパートで行われる。新聞社主催で、
人気画家だから大賑わいよね。
政治家もやってきちゃう!」
「おおおお」
「で、本人も見にきて目玉作品の前で
立ち止まり!これは俺の描いたもんじゃない!
って言い出すの!」
「ええ!」
「確かにこの絵は描いた覚えはあるけど、
これは俺の描いたものじゃない!
贋作だ!って。で、係が奥に画家の田村を
連れて行って、頭を下げる。頼むで、田村さん。
もうこれ、政治家も来ててこの前で写真撮ってるし、
新聞社とデパートが贋作を展覧会で飾ったって
なると大騒ぎになる。展覧会が終わるまで
黙ってて!頼むわ、、って土下座風味!」
「土下座風味、、」
「実際土下座したかどうか忘れたのよ。
で、私はこの時点で、この田村を演じてるのが
石坂浩二だから、これは、認知症の話?って
思ったのよね。なんの予告も見ずに
この映画を見始めたから、、、。
自分で描いたのに俺は描いてない!
贋作だ!って騒ぐ、認知症の80代の
画家の発言から、小泉今日子演じる嫁が
翻弄されるのかな、、って」
「全然違ったんですね」
「違うどころか、ここからが度肝の
無理やり設定が始まります。
なんと、主役のもっくんがこの後
出てくるんだけど、キョンキョン、
もっくん、後から出てくる中井貴一、
中村トオル、そして私。
みんなほぼ同世代なのよ。
ここに、認知症役?と間違えた
石坂浩二が、混ざって同世代風味なの」
「ええ!」
「おかしいでしょ!昔、もっくんと
石坂浩二はライバルで同じ師匠の元で
絵を学んでいたの。そこに女子大生の
キョンキョンがいて、もっくんの
恋人だったのを奪って石坂浩二と
結婚、、、おかしい、、、」
「あ、、まあ」
「まあ、、そこはもう、倉本聰先生が、
設定したんでしょ、、。
よそのブログで読んできたけど、
昭和の男のロマンでしょ、、、
石坂浩二が取り合うなら
八千草薫世代やん」
「大原麗子とか、吉行和子とか
その世代じゃないと、、」
「みんな死んでますよ」
「そうなのよ、、おまけに
仲村トオルが昔から色々
知ってる設定で、同世代の設定。
お話より、その方が気になって、
倉本聰昭和10年生まれと
監督の昭和24年生まれが
もう、俳優の実年齢だとかそんなのは
どうでいいんだ!芸術は爆発なんだよ!
って感覚でキャスティングしたのかな」
「たまさん、たまさん、
お話の続きを、、、」
「そうだったわ、、とにかく、
贋作は誰が描いたか?ってことになり、
昔、先生の絵の上に自分の絵を描いて
先生は許したのに、石坂浩二が
それを悪く言って、画家の一線から
退いてしまった、あの伝説の画家
もっくんが描いたんだってなったのよ」
「ああ」
「絵の技術はピカイチだから、
世界中の贋作を描いて生計を立ててるけど、
父の後を注いで、刺青の彫り師もやってて
キャンバスだけでなく、人の肌にも
描くの、、、それが世界の芸術好きを
唸らせてるけど、彼をサポートしてる
舎弟みたいな男がいて!
これがみんな大好き、中井貴一が演じてます」
「おおお貴一!」
「そうなのよ、贋作ときて、
貴一と解く、、その心は?」
「佐々木蔵之介との嘘八百シリーズ!」
「それよ!、私もすぐそれが浮かんで!
佐々木蔵之介はいつ出てくるの?って」
「関係ないんですね、、、」
「全く関係ない、、、
最後まで、美術館の塚地は出てこないし」
「貴一と贋作といえば、
もうあのシリーズじゃない、、ねえ」
「貴一も、なんか、あの嘘八百シリーズとは
違って、ヤクザの舎弟みたいな役作りで。
贋作男のもっくんを先生、先生!って
崇めてます。食事から住まいから、
全てのお世話をしてます。」
「ああ」
「病気になれば、貴一御用達の
闇病院みたいなのに連れて行き、、
これってよくヤクザ映画とかにある
何かあれば、あの先生とこに、、って
ブラックジャックがいるようなボロ病院
と酒飲みながら治療する医者が出てくるような
あんな感じの病院。はあ、、
もうね、いろんな男のロマンの
ごった煮なのよ、この映画」
「ごった煮」
「おまけに、清水美沙が久しぶりに
出てくるけど、彼女の体全身に
美しい彫り物をして外国人に見せて、、
それってもう、女体盛りの世界に
近い、時代錯誤のおじさんの夢?」
「ジジイは夢を見たいんすよ」
「キョンキョンも演技上手いし、
さらに後から出てくる、
萩原聖人が、地方の美術館の館長役で
出てきてあの贋作を所蔵してるけど
贋作って言われても私はあの絵に
惚れ込んでる!って遺書と共に
自殺、、、、。この辺りも
田村より、もっくんの絵の素晴らしさを
理解しているってことで目を持ってる人だけど
死に追い込まれちゃう、、、」
「久々に聞きました、萩原くん」
「一番、唖然なのは、病気なのに
絵を描き続けてるもっくんが、俺の
出したい赤が出ない!とか言って
最後血を吐いて、その血の赤を塗りたくって
完成、、俺の絵、、って。
昭和の男のロマンにはついていけません、
申し訳ないけど、、、ってなったわ」
「なんか今日、ネタバレしてそうで、、
してないっすよね」
「してないのよ、大事な部分は
話していないもん、、もう、
石坂浩二が我らと同世代の設定が
変すぎて、」
「ああ、、」
「とにかく、ついていけなかったの」
「はい」
「お腹空きましたね、、」
「そうね、、あ、そうだ、
貴一は、もっくんの舎弟役だから
色々料理も作るの、、それがもう、
うまそうなのよ。
路地裏にマスター一人で
やってる料理屋があって
なんでも作ってくれるから行く?」
「それって、、」
「小林薫の深夜食堂みたいな、、」
「アジフライとか、だし巻きとか」
「そうそう!」
「いいですね」
「お、、俺は遠慮しときます、、」
「え」
「こんなにうまい焼き鳥なのに、
ミケットバカね、
ミシュラン星の店なのに」
「やっぱり来たっす」
「あはは、来ると思ったよ」
「さあて、みなさんとはこの辺で。
この映画、最後まで見ましたけど
切り取りシーンとしたら、
いいシーンもありました。
キョンキョンとモッくんが
30年ぶりに会うシーン、、
これはもう同世代だけに、
もしも初恋の人と会うなら、、って
感じでキューンとしましたね。
あとは、しみじみ、モッくんは
かっこいいと思いました。
綺麗に歳を取ってるシリーズなんですよ。
竹野内豊、仲村トオル、小栗旬、
素晴らしい年の重ね方です。
きっとどんちゃんもそうね、、
見た目がえらいことになってしまった、
昔はカッコ良すぎたのにシリーズで
甲斐よしひろ、ジュリー、松山千春、
豊悦、ふっくんなど、おいおいって
なってますが、もっくんは素晴らしいです。
そんなこんなで、私はこの映画
理解できないけど、キャストが豪華だから
3、5マズルかな、、、」
予告編・公式サイトはこちら

マズル刑事のXっす!
更新ってなんすか?
https://twitter.com/mazuru299keiji
ついに新しいスタンプ登場!
マズル刑事のラインスタンプ第4弾!
https://store.line.me/stickershop/product/5229010/ja
第4弾に好きなのがなくても安心!
ここで見つかるかも!第3弾も好評発売中!
https://store.line.me/stickershop/product/1642685/ja
第2弾も試してみてね
https://store.line.me/stickershop/product/1457663/ja
第一弾も、まだまだ売り出してます!
https://store.line.me/stickershop/product/1448152/ja


























