たまさんのおすすめ日本映画、「女経」は1960年の映画だけど、女性がかっこよく描かれてる!!! | マズル刑事

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マズル刑事(デカ)と読む。ネコ刑事、299分署勤務
今日も朝から張り込み捜査、大真面目な性格が長所!

「はーい!今日は、珍しい古い日本映画を

ご紹介しますよ!「女経」って映画で

3本のオムニバスになってます。

この3本のつながりはなくて全く別の

映画です。監督も別々!なんと、若い頃の

市川崑、小林節雄、村井博がメガホンを

とってます。」

「へえええ、市川崑しか知らない」

「私もそうなんだけどね、これをきっかけに

調べたら、なんと村井博って方は、

監督っていうより、撮影をしてるのが多くて。

村井博が関わった映画って紹介されてて

68本もあるのよ!小林節雄も撮影監督って

書いてあったけど、、」

「とにかく、映画の紹介を、、」

 

「そうね、行くわよ。

1本目「「耳を噛みたがる女」

もうタイトルからしてすごいでしょ」

 

「ププ」

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「この主役が、若尾文子!若い時!

めちゃ綺麗!まずはストーリーをいくわね」

 

「タイトルは「耳を噛みたがる女」です。

若尾文子演じる紀美は隅田川に浮かんでる

ダルマ船の娘なの。

まず、このダルマ船ってのがわからないでしょ。

エンジンのない船でただ浮かんでるだけなの。

家のない貧しい人がそこで暮らしていたのよ。」

 

「へええ」

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「古い日本の映画ってそういう、時代背景が

あるから私は好きなのよね。なぜ、ダルマ船って

いうかというと、エンジンがなくて動けない、

足がないだるまのようだってことから。

そこで暮らすから水上生活者よね」

 

「ウォーターワールドっすね」

 

「まあ、、あはは、かっよく言えば、、」

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「で、とにかく貧しいけど若尾文子演じる紀美は

この生活が嫌で、銀座のキャバレーで働き

男を巧みにだましては金をまきあげてる。

そのお金で株を買っている。

生活が苦しくてお金をねだる妹に金を渡し、

同じようにキャバレーで働きたがる妹には

あんたにはまだ早い!と言いながら、

家族を守ってる感じ」

 

「とにかく、ホテルに入っても

うまくかわして逃げてお金だけいただく。

キャバレーの客にも同じように。

美人だからそれを使って生きてるの。」

 

「今の港区女子の走りっすね」

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「それよ!でもある会社社長の後とり息子を

本当に好きになちゃって、あっさりホテルに!

で、社長の息子は翌朝、彼女を置いてホテルを

出ちゃう!なぜなら実はこの日、親に決められた

娘との結婚式なの。」

 

「え!!!!」

 

「でかいな声!」

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「百戦錬磨の彼女が本当に好きになった

男は、だるま船で暮らす彼女を嫁にできないし、

でも、後とり息子はやっぱり好きなのは

彼女だから、親の言うこと聞かずに

彼女の元に来ちゃう!でも彼女は

彼に冷たいの、昨日のお金ちょうだいねって。

本当は辛いけど彼の将来を思って。

でもそんなことわからないバカ男は、

怒って出ていっちゃう。翌日から彼女は

また男を騙して生きてゆく、、」

 

「おおおお」

 

「なんかかっこいいっすね」

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「そうなのよ、この時代の映画にしたら

女をかっこよく描いてる。そして若尾文子の

匂いた美しさ、、、」

 

「オムニバスだから、あと2作あるんすよね」

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「そうなの、、次の「物を高く売りつける女」

これはサスペンス風味で面白い。

「流行作家三原靖氏失踪か! 自殺の恐れあり」

と新聞が報じたころ、当の三原氏は湘南の海岸に

身を横たえるところから始まる。そこで男は

ある女と出会う。そして風情のある海の近くの

家に案内され、私は未亡人なのって男に近づく。

そしてこの家を買って欲しいって。

女の色気に男は夢中に、、そしてその家を買うことに!

ところが、、、ってお話。

これも女が男を嘲笑うような映画よ。」

 

「面白そう、、」

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「でしょ、これ1960年の映画だからね。

私なんかまだ生まれてないし!

そんな時代にこんな女をかっこよく

描く映画があるのが素敵だし、、、、。」

 

「3作目は?」

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「これがまた、1960年代のキャリアウーマン

っていうかやり手の女実業家のお話。

元は先斗町の売れっ妓だったけど宿屋嫁ぎ

そのあと主人に先立たれて。でも舅に楽隠居させ、

宿屋以外にも木屋町に酒場、先斗町にお茶屋を

経営する敏腕実業家に!!」

 

「おおお」

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「で、その宿屋に名古屋の小学校の団体が宿泊したけど

生徒の一人がオートバイにはねられて重傷を起し大騒ぎ。

なんと、他の先生と生徒はそのまま旅行へ!

事故 、の子供、それから一人女性の教師が残り、

この宿に滞在よ。女主人はイライラよ。

仕事一筋だからね、怪我の生徒のために

部屋を提供しなきゃだし。お金も取れるかどうか

わからないし、、親に電報を打ってるけど

全然親は来ないし、、、」

「そんな時、死んだ主人の妹弓子がやってきて

結婚したい人がいるから金をくださいって。

妹にはいいけど、この相手の男を

いまいち信用できないし、、、イライラ。

で、酒場やお茶屋も経営してるから

そっちにも顔を出したら芸妓時代の恋人兼光が

やってきて、、恋など忘れてたけど、

心揺らぐの、、女が目覚めるのよね。でも

結局、手形を割ってくれとか金の無心!

イライラしてるとこに警察!なんと詐欺で

指名手配中だった。はああ、、恋なんて、、って

思うけど、宿に帰れば怪我をした生徒が

もう瀕死の状態!彼女は子供の苦しそうな姿を見て

輸血を申し出る。ここで彼女の心に変化。

助かった子供の感謝の眼を見て、喜びを感じるの」

「おおおおお」

 

「なんかいい話でしょ、、

いい女でしょ。」

 

「すごく3部作全部、女の活躍ですよね」

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「そうなのよ。男女平等とかね、

色々叫ばなくても、しっかりしてる女性はいたし、

いつも時代もかっこいい女性はいる!」

 

「これ見たいなあ、、」

 

「おおおお、マズル刑事すごいじゃない。

昔風に牛鍋なんか座敷で食べながら、

他にも面白い昔の映画あるから

話さない!?」

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「いいですねえ、、。

牛鍋といえは、落語で

お婆さん三代姿って話とか

思い出しますよ、、、」

 

「さすが流石のマズル刑事ね!

その話も聞きたいわ!」

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「俺も!俺も、牛鍋は大好きで

牛鍋は、、ざんぎり頭を叩いて、、って

文明開花の、、って」

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「もういいわよ。無理しなくても

連れて行くわよ」

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「ほ、、、」

 

「よかったな」

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さあて、みなさんとはこの辺で。

この辺りの昔の映画シリーズ、

結構あるのよね。これからも

見ちゃうかも!!若尾文子以外に

左幸子とか、いろいろ出てきます?

あ!全く関係ない話だけど、いまハチミツに

ハマってる私です。でも良いハチミツって

でかい瓶でやってきて味の合わないとき

どうするの?これ、、ってなるから

ミニボトル詰め合わせとかって検索中。

だれかオススメのハチミツあったら教えてね。

私はこの映画3.5マズルかな
それでは来週までちゃお!」

 

 
 
マズル刑事のXっす!

油断してたら更新されてるっす

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