「今月、キーウバレエ団の
白鳥の湖を見にいきました。
リハーサルから見学できるチケットで
美しいバレエを心から堪能しました。
そしてバレエ熱の高まった私は、
いつも仕事終わりの夜のレッスンにしか
参加しないのに翌日朝からレッスンに参加!
まだまだトゥシューズの許可は出ないけど
バレエをずっと続けようと思ってます。
私の老活の中心にバレエはある感じ!
そんな私にマズル刑事が、
この映画を勧めてくれました。
ブラックスワン。あのレオンの子役だった子が
バレリーナの役で主演です」
「ブラックスワンは素晴らしい映画です」
「俺はみてないっす、なぜ?」
「素晴らしい映画を見るときは
1人がいいからさ、、」
「ええ!」
「たまさん、ストーリーをどうぞ」
「マズル刑事!まだ俺の話は
終わってないっす」
「どうゆうことっすか?」
「じっくり見たい時は邪魔って、、」
「俺だってじっくり見るっすよ!」
「揉めないで!プププ行くわよ。」
「ニューヨークのバレエ団に所属するニナは、
元バレリーナの母と2人で暮らしてて、
人生のすべてをバレエに注ぎ込んでいたの。
このお母さんと主人公ニナは、一見仲良し。
2人でニナがバレエ団のプリマになれるように
すごくガンバってるの!
でも、お母さんも昔はバレリーナだったから、
自分の果たせなかった主役をニナに踊らせたい
夢で、多分だけど娘に干渉しすぎて
毒親風味よね」
「でた、また毒親!」
「ほんと、世の中毒親が多い!
でもこの母親は、そこまで毒親じゃない。
いきなりラストのネタバレになるけど、
彼女が舞台がある日、具合が悪くて寝てたら
母親が、今日は体調が良くないので
休みますって連絡を入れたの。
本当の毒親だったら首に紐をつけてでも
ステージに立たせるでしょ。
娘の体や心の方を大事にしてたから
この母親は良しとしたわ!」
「いきなり、ラストの話をされても、、」
「うふふ、、まあかなり昔の映画だし、
有名すぎるからネタバレもいいでしょ!」
「ですね」
「元バレリーナの母の母は、娘をどうしても
プリマにしたい。なぜなら自分はプリマに
なれなかったからよ。そんな母のもとで、
娘は人生のすべてをバレエに注ぎ込むように
生きていたの。ステージママなのよ」
「そんなある日!バレエ団は白鳥の湖の白鳥役を
選ぶことに!なぜなら今まで、プリマを演じてた
ベスは、もう歳をとって演出家は新しいスターを
求めていたのよ。主人公のニナにも白鳥の湖の
主役のチャンスがやってくるけど、
今までにない新しい白鳥の湖を
演出したいから、ヴェロニカって子を
主役にしようと思ってるって
フランス人の演出家トマに言われちゃう!
このトマっておっさんがまたこれイケオジで
色気満載!エッチも大好きな感じ!」
「エロ親父ではないんすね?」
「フランス人だけにね、、こう、、
イケオジで彼自身が色気番長なの。
これ日本人で、もし石田純一がやったら
台無し中の台無しよね。
女好きのおっさんってわけじゃないのよ。
芸術を愛してて、自分の思う白鳥を
演じてほしいの!で、主人公のエマは
直談判しに行くの!私を主役に選んで!って」
「えらく力説っす」
「私もね、もし、白鳥に選ばれそうに
なって3人に絞られたら、、、ってヤキモキ。
この身を案じながらも、演出家のところに
行くかも、、って考えたら、、」
「たまさん!」
「、、、あのーー、たまさんはその
主役云々より、トゥシューズの許可も
出てないんすよね」
「それ!」
「それ以前に、体を狙われるって
心配がもう、、プププ、、」
「おい、、聞こえるぞ、、」
「聞こえてるんですけど!」
「違うんです!!」
「あ、、、あはは、、あはは、、
身持ちの硬いたまさんが、
そんな目に合うとは思えないっす!って」
「たまさんなら、まず、
3人に絞られるとかないっす。
ダントツに美しいっす!」
「あら、、、」
「お話の続きに行くわ、
結果、演出家のトマに直談判して
キスを強要されたけど、その唇を噛んで
部屋を出ていくニナ!でもね、その負けん気の
強さが良かったのか、トマはニナを主役に選ぶの!」
「おおおおお!」
「でも、主役に選ばれたことが
ゴールではなかったのよ。
ニナの苦痛はここからもっともっと強くなるの。
そこに、新人ダンサーのリリーが現れ、
ニナのライバルに!ニナが練習に遅刻してると、
リリーが、主役の代役をやったりしてて
ニナは焦ってキーーーーってなる。」
「もう、ガラスの仮面すよね!
靴にガラスを入れられるっすか?」
「私も、いつ靴にガラスを入れられる?って
思ったけど、そんな古い設定はなくて、
リリーは、ニナを遊びに誘うの。
そこで麻薬っぽい薬を、、、」
「現代的!」
「そうよ、もう靴にガラスとか
古いのよ!昭和の設定よ!」
「でも、バレエだけをやってた
真面目なニナにはリリーの自由さが
羨ましかった。役を争いながらも
なんか友情を育む2人なのよ。」
「最初の主役候補ベロニカは
その時点では、もうどっか行って
いなかったんでしたっけ?」
「なんかもう、いなかったわよね」
「で、演出家のトマは彼女をパーティに
連れて紹介したり、すっかり
主役のニナとして華々しいんだけど、
どうしても色気が足りないのよね、ニナは」
「ああ、、、バレエしかしてないし」
「仕方ないっす!」
「白鳥は踊れても、悪魔に操られてる
悪者の黒鳥は踊れないの、、うまく」
「ああ、、、仕方ない、、」
「その時私の頭に浮かんだのが!」
「浮かんだのが?」
「十朱幸代よ!」
「ええ?」
「えっと、だれっすか?」
「それは知ってて当たり前だろ」
「いや、、知らないっす」
「昔私が小学生の時、
十朱幸代と、岸田智が
きみの朝ってドラマを夜にやってて」
「あ!きみの朝は、聞いたことあるっす!
モーニングモーニング」
「それよ!」
「あってた!」
「岸田智が新人歌手で、
売り出そうとしてるプロデューサーが
十朱で、横たわるきみの顔に朝の日差しが、
って歌詞に感情がこもってない!
あなた、女を知らないわね、、って
言い出すのよ」
「ええ!」
「それで新人歌手と、十朱プロデューサーは
2人で寝るんです、、、」
「パワハラのセクハラじゃないですか!」
「それよ、もう、令和の時代では
ありえないドラマよ!」
「すごいドラマっすね」
「まあね」
「昔の木曜劇場は大人のドラマの
宝庫だったわ、、ああ、ママに
もう寝るねって嘘をついて
チビ小学生の私は部屋で見てました!」
「あのー、、ブラックスワンの話が、、」
「そうだったわ、どこまで行った?」
「黒鳥を踊れないニナのところです」
「そう、、でね、ライバルのリリーと
遊んでるうちに、薬のせいもあるけど
彼女は幻覚っていうか、彼女の心の
闇っていうか、主役のプレッシャーから
そういうものに飲み込まれていくの」
「ライバルのリリーを部屋に入れてないのに
彼女と自分の部屋で抱き合う夢?
幻覚を見たり、、、、」
「幻覚?」
「でも、その幻覚が彼女を大人に、
色気や汚れた心をもった女にしてゆくのよ」
「公演の日、彼女は寝てて、
彼女の異変に気づいた母は
休ませようとするけど、気づいた彼女は
劇場に走って行って「できます!」
「私が踊ります!」って宣言。
白鳥を踊り切って、でも不安を
抱えてるからダンスは不安定。
一旦楽屋に戻るとそこにはライバルの
リリーが、黒鳥の衣装を着てる!
やめて脱いで、私の衣装!って
取っ組み合いになるけど、
ガラスが割れて彼女を刺してしまう」
「殺人事件!」
「まあそうよね、でも出番が迫るし、
その死体を楽屋のカーテンに隠して
彼女はステージへ、、人を刺して本当に
悪魔のようになった彼女は、
見事な黒鳥を踊り切る!素晴らしいよ!
演出家のトマも大喜び!」
「でも、、実は楽屋に死体はないの。
元々、楽屋にリリーはいなかった。
だって、リリーは、ほんと今日の
あなたのバレエは最高だったって
わざわざ言いにくるの。え?
あなたを刺したのでは?
え?刺してない、じゃあ、、
誰を刺したの?お腹に血、、
幻覚を見て自分を刺してたのよ」
「ええ?」
「トマも会場も彼女を絶賛!でも
彼女のお腹はガラスが刺さり、、」
「どうなるんすか?」
「それは見てのお楽しみじゃない」
「そうでした!」
「ああ、、バレエ、、、素敵っすね。
もう、フランス料理が
食べたくなったり、、、」
「そうね、ねえ、ビストロはどう?
ボスに教えてもらったいい店があるの」
「ボス?まさか?裏路地の店、、」
「うん、何か問題でも?」
「、、、、、300円の小皿の、、、」
「そのくらいの値段かしら!!」
「ええ!」
「俺、このブラックスワン見たくなったので
今からプライムで見るっす。。。
ちょっと早めに失礼するっす!
マズル刑事とたまさんは、どうぞバレエ映画
談義を続けてくださいっす!」
「なんだよ、お前!」
「さあて皆さんとはこの辺で。
この映画ね、映像も美しいけど、
バレエが本当に素晴らしい。
これ吹き替えなのかどうか?
主役のナタリーポートマンは、あの
レオンの女の子ですからね。
あまりにもダンスのシーンがうますぎて、
彼女について調べました。
なんと4歳からダンスを始めてる!
(なんのダンス?)彼女がこのブラックスワンの
バレエシーンを1年の特訓で吹き替えなしに
踊ってると書いてあるけど、私も素人ながら
それはないかも、、って少し思ったの。」
「実は、この間、舞台でみた白鳥の湖は
私は感動でジーンとしたけど、
この映画のダンスでもかなりジーンとしました。
バレエはセリフがないだけに表現力が
すごく大事で、そのダンスで感動まで
感じさせるダンスを1年の特訓だけで
踊れたとは凄すぎる!?と思ってました。
顔の演技ではなくダンスで感情が見えたのよ。
で、調べたら、なんと「ダンスダブル論争」が
映画上映当時に起きてたんだって!!
本当のバレリーナが代役をしてたけど、
主役のナタリーポートマンは死に物狂いで
バレエのレッスンをしてほとんど自分で踊ったって
言ってるし、周りの人もそう言ってる。
でも、代役は怒ってて。どっちが本当か
わからないけど、少なくとも私は、
この映画のバレエのダンスにすごく
感動したし、言葉はなくてもダンスで
こんなに感情を表現できてることで、
これから、もっともっとバレエの映画や
舞台を見たいと思いました。
私はこの映画4マズルです。
それでは来週までちゃお」

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