ちょっと前の映画見ちゃお！「ポトフ美⾷家と料理⼈」は、美しい美食と愛の物語！

「マズル刑事、
「青いパパイヤの香り」とか

「ノルウェイの森」なんかの
トラン・アン・ユアン監督の美食と愛の物語。
原案はマルセル．ルーフが1920年に出版した
The Life and Passion of

Dodin Bouffant,Gourmet
（美食家ドダン・ブーファンの生涯と情熱）
だそうっすけど、冒頭からの
長回しがすごいっすね！」

「ひたすら料理を作るシーンを
ずっと10分以上延々と見せられるけど
むしろ目が釘付けで離せない！」

「1885年のフランスの片田舎。
森のシャトーに暮らすのは、
⾷を追求し芸術にまで⾼めた美⾷家ドダンと、
彼が閃いたメニューを
完璧に再現する料理⼈ウージェニー」

「冒頭のシーンは友人たちを招いて
振る舞うための料理を作ってるんすね。
超絶に美味しそうな料理ばっかりで
音とシズル感がえげつないっす！！」

「ミシュラン三つ星シェフの
ピエール・ガニェールが

完全監修してるんだな！
そして俳優たちが料理を完全再現」

「美⾷家ドダンをブノワ・マジメル
料理⼈ウージェニーを

ジュリエット・ビノシュが
演じてるけど、二人はかつて実生活で

夫婦だったんすね！びっくりっす！」

「2⼈が⽣み出した極上の料理は
⼈々を驚かせ、類まれなる才能への熱狂は
ヨーロッパ各国にまで広がっていたんだな」

「20年に及ぶ二人の深い絆と信頼で
結ばれた関係！でも実は、
ウージェニーはドダンの求婚を

断り続けてるっす。ドダンは夜になると

彼女の部屋をノックするけど
鍵がかかってる日もあれば
かかってない日もある」

「でも、愛し合ってるのは間違いない」

「ある日、ユーラシア皇太⼦から
晩餐会に招待されたドダンは、
豪華なだけで論理もテーマもない
⼤量の料理にうんざりするっす」

「そこで自らが信じる食の真髄を示すべく
最もシンプルな料理にして究極のポトフを

作り上げ、皇太子をもてなすと決め、
ウージェニーに打ち明ける」

「そんな折、身体の調子を崩していた
ウージェニーが倒れてしまうっす」

「ドダンは⼈⽣初の挑戦として、
すべて⾃分の⼿で作る渾⾝の料理で、
愛するウージェニーを

元気づけようと決意する」

「そこでドダンは、何回目かの
プロポーズをするっすね！」

「ウージェニーはついに
妻になることを受け入れるけど、
二人の手による究極のポトフは
作られることはない」

「そこは各自が

最後を見届けて欲しいっす！」

「ラスト付近の回想シーンで、
ウージェニーがドダンに、
私はあなたの妻なの？それとも料理人？

って尋ねるシーンがあるよな」

「はいっす！ドダンは
料理人だよと答え、
その答えに満足するウージェニー」

「19世紀だから、
おそらく女性は男性に
従属的な存在だった時代に、
一人の人間として認め合ってたんだなあ。
同じ料理を愛する人として」

「しみじみ、美しくいい映画だったっす！
しかし、出てくる数々の料理！
一度は食べてみたいっす！なんと、