「はーい!今日は
水曜日に登場!マズル刑事を押しのけて
久しぶりに韓国映画以外をご紹介。
じっくり語りたい映画だから、
あの2人は置いてきたわ!」
「コロナが5月から5類になるってことで、
この3年半くらいのコロナ生活も
終盤になるけど、本当にこのコロナで
生活が一変してしまった家族も
たくさんあると思うの、、、」
「この映画は、ニューヨークの地下鉄の下に広がる
空間で、ギリギリの生活で生きてる人々の
暮らしを描いてるけど、これね、コロナ前だったら
映画の世界だけって思ったかもしれない
でもね、コロナで、家を失い、
家族バラバラ、って人が日本でも増えてるし
身につまされるお話しなの」
「まずはストーリーを説明するわね。
ニューヨークの地下の空間に、
不法に暮らす人々がいるの。ホームレスっていうか
そこは勝手に住まいを作ってるのよ、
ある日、そんな不法住居者を
排除しようと市の職員たちがやってくるのよ。
予告でも観れるけど、逮捕しに来たんじゃない!
みたいに言って近づいてくる。でも
捕まったらこの場所で暮らせなくなるし、
どこに収容されるかわからない。
そして主人公の女性には、子供がいたのよ」
「子供がいるとさらに話は違ってくる。
日本でもそうだけど、児童相談所は、
子供の生活を守るためって名目で
子供を保護しなきゃいけないのよ。
この親の元では子供は危険だって判断して
施設に連れて行かれちゃう。」
「主人公の母親は、子供を本当に愛してるし
娘もママが大好き!この親子は離れ離れに
なっちゃいけないのよ。でも市の職員は
そんなことはわかってないし、とにかく
子供だけでも保護しなきゃ!って!」
「だから、、だからもう、逃げるしかないのよ。
地下で生活してたら、雨風はしのげるし、
持ち込んだ家電とか着替えもあるし、
一応家みたいになってる。でも、逃げなきゃ
親子はバラバラになってしまう!!」
「このまま隠れてのは無理だと判断した母は、
5歳の娘リトルを連れて地上へと逃げ出す!
初めて外の世界を体験する娘リトルは、
夜空の星を見たいと願うの」
「娘はね、この地下で育って
外に出たことがなかったのよ。
でも外の世界があることは
知ってる。だから、母親は、今まで
あなたに羽が生えたら外に出れるよって
ごまかして、おとなしくここで
生活をしていたの。でもついに
彼女は外の世界に!!」
「特番で親子ドキュメントみたいな
番組にたまにある
だいたい、お母さんがいい加減で
子供はまともなものを食べてなかったり
アル中のお父さんと小さい子がいて、
ゴミ屋敷で暮らしてるとかね。
子供より自分のことしか考えられない
みたいな、いや、自分っていうか、もう
まともな思考が薄れちゃって、
子供が汚い服で汚れた顔で
何も食べてなくてもほったらかしとか」
「でもこの映画の母親は違う。
確かに貧しいけど、子供を心から愛してる。
でも、アパートを借りるお金も
保証人もいないし、下手に動いたら
子供を奪われてしまうし、、」
この母にも昔のよしみで頼る場所は
1個ぐらいあったけど、
そこは温かい部屋で親子が安心して
眠れる場所ではなくて、
客をとってお金と寝床を得る場所。
さらに教会ならって思うけど、
ここでも通報者はいて、、」
「ふと思います。
少子化対策も大事だけど、
すでに生まれてる子供たちが
お腹すかしてるのが一番の問題だから、
電話1本したら親子を助けてくれる場所は
ないのかなって、、。
赤ちゃんポストじゃなくて
親子ポストみたいな。私が知らないだけ?
あるのかな、、でも
ニューヨークにはなさそう。」
「この映画は、逃げて逃げて、
なんとか2人の時間を守ろうとするけど
終盤にお母さんはある決心をするの。
子供が今より幸せになれる方法を
自分の身が引き裂かれるぐらい
辛くても、子供の未来を優先します。」
「この映画の解説には
数々の国際映画祭で絶賛されたのち、
「今こそ観るべき1本”として2022年3月に
満を持して全米公開された。セリーヌ監督自身が
ニッキーを演じ、リトル役には新星ザイラ・
ファーマーを抜擢。地上へと懸命に
手を伸ばしながら、さまよう母娘の姿から
一瞬たりとも目が離せない」と書いてある。
監督自ら、この母親を演じているから
説明不要です。また子役の演技力は
すざましいですよ。追い詰められた母娘の
姿はまるでドキュメントのように
胸が苦しくなるシーンの連続です。」
「さて私らしさを出すとすれば、
この映画、韓国でリメイクするなら
役者は誰がいいかな。
子役は少し大きいいけど、この間、
事故物件で養女役を演じたキムボミンちゃん。
彼女の物悲しい目はこの役を
完璧に演じてくれると思う。
母親役はね、私の大好きな女優
コンヒョジン!彼女の「女は冷たい嘘をつく」
でも演技は最高でした。」
「韓国映画「ミナリ」や、「ブルーバイユー」
を見たけど、私が映画について書いてないのには
理由があります。この2本もアメリカが舞台で
子供がいて家族がいて、うまくいかない人生を
嘆くシーンが続きます。この2本もかなり
素晴らしい家族愛映画なんですよ。」
「でも、あえて、ご紹介しなかったの。
良さをうまく伝えられない気がするし、
ユアインの「声もなく」と同じくらい
切なさが押し寄せてきて。苦しいの」
「だから、家族愛映画の代表として
この映画を、今日ご紹介しました。
コロナの時代を生きたからこそ、
もしかしたら、こんな現実がすぐ近くまで
押し寄せている家族が増えてるかもって
胸が痛いです。この映画のような
子育ては、もちろん
子供のためにはなりません。
母親が勝手に生活も
できないのに子供を産んで、、って
意見もあるでしょう。」
「でも、少子化の時代なんですよ。
十月十日お腹で子供を育てて、
世の中に出してくれたんですよ。
国が暖かく迎えなきゃ。
子供が増えて欲しいなら、こんな
現実をほったらかしにしないで、
家族が子供を愛を持って育てられるような
そんな世の中をまず作らなきゃ、、、って
思いますね。あら、わたしらしくなく、
大真面目になってしまいましたね。
それでは金曜日はまた
韓国映画で大騒ぎであいましょ!
私はこの映画4マズルです!」
ではまた金曜までちゃお!


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