たまさんのおすすめ老活映画!「君が描く光」が教えてくれた大切な人は頭の中で光になってるんだって。 | マズル刑事

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マズル刑事(デカ)と読む。ネコ刑事、299分署勤務
今日も朝から張り込み捜査、大真面目な性格が長所!

「はーい!50代半ばで、最近、

認知症についてめちゃ考えてるたまです。

今日は、お久しぶりの老活映画ご紹介。

「君が描く光」です。

もし私がイケメンをみんな忘れても

相変わらずイケメンは好きだ思うけど。

このお話は、おばあさんの

元から突然、大切な孫がいなくなり、

12年後、再び孫に会ってまた一緒に

暮らし始めるって映画です。」

「今日はいろいろ語りたくて、

あの二人は置いてきたわ!!

最初に言っときますが、

老活映画はネタバレします。

ネタバレしてても、この映画をぜひ

見て欲しいって思うからなの。

科学的なお話じゃなくて、

認知症になる、ならないって

精神的なこともすごく関係あるのかもって

真面目なお話をしたいのよね」

「ストーリーを説明するわね。

冒頭は子供とおばあちゃんのシーン!

おばあちゃんと両親のいない孫娘ヘジは
片田舎で暮らしてます」

「二人はいつも一緒で

幸せな空気が流れてるんだけど

ある日市場で、おばあちゃんがちょっと目を

離したすきに、子供がいなくなっちゃう!

もちろん必死に探すけど、、、

結局見つからないのよね」



「ここから、いきなり、

12年後になります。

17歳くらいになったおばあさんの

孫ヘジの生活が流れる。

めちゃ悪になってる。悪仲間と、

おっさんをハメて、ホテルで売春風を

装って美人局!でいうことを聞かない

おっさんを殴って!おっさんはぐったり!

慌てて逃げる。逃げ回りながら、ヘジは

牛乳の箱に自分の捜索願を見つけるの。
おばあちゃんと再会、再び高校生の

孫ヘジとおばあちゃんの暮らしが始まる」

 

「おばあちゃんは、12年経って、

村の人たちに助けてもらいながら、

海女をして元気にしてた。

孫を探すっていう目的があるから

なんとか自分を保って、、、

孫とまた暮らす、これがおばあちゃんの

生きがいだったの」

 

「子供の頃の記憶もあるし、

飼ってた豚の名前も知ってるし、

警察からのDNA検査も待たずして

おばあちゃんは、孫のヘジと暮らし始める。

なんでも好きなことをすればいい、、って

絵が好きだったヘジに(子どもの頃)

高校の美術の先生に頼んで、

ヘジに絵の勉強をさせる。

最初はいい加減だったけど

不良だからね、ヘジは。でも、

だんだん良い絵を書くようになるの」

 

「しかし!!!悲しいことが起こる。

ヘジは、本当はね、本当は、

ヘジじゃなかったの。

本物のヘジは子どもの時に死んで、

ベジの異母兄弟だった女の子が

保険金が欲しかった父に丸め込まれて

ヘジになりすましていたの。

本当の孫のヘジが死んだ日から、

彼女はヘジになりすましたのよ」

「おばあちゃんは知ってしまった。

ヘジがヘジじゃないって、、

ヤバいと思った偽ベジは村から逃げる!

ヘジは消えて、、、おばあちゃんは、

またひとりぼっちになり、そして、

認知症になってしまうの。

ヘジを探し続けた12年間。

おばあちゃんは、海女をしながら

お金も貯めて、家を守って、

しっかりしてた。ヘジが戻って

幸せで、楽しく暮らしていた。

でも、もう探しても本物の孫ヘジは

死んだって分かってしまった。

あまりのショックに

おばあちゃんの気持ちは壊れたのよね。

現実を受け入れられなくなったの」

 

 「老活映画をご紹介するとき、いつもは、

こんな老後が良いな、、とか、

割と明るいお話を紹介するんだけど、

この映画の後半は、少し悲しいです。

でも映画を見ていただいたらわかりますが、

認知症でも、実はしっかりしているところは

しっかりしているんですよ。だって、

最後は再び、戻ってきたヘジと

おばあちゃんは暮らし始めます。

おばあちゃんにとって、ヘジは光です。

そしてヘジにとってもおばあちゃんは光。」

 

「例えばね、認知症がまだ

身近に感じられない年頃では、

認知症が進むと、全てがわからなくなって、

もうまともな話なんてできないかもって

思う人もいるかもしれないけど、

違うんですよ。頭が壊れたわけでも、

心が壊れたわけでもないんです。

ただ、サクサクものが進められなかったり、

記憶が途切れたり、すぐに忘れてしまう。

でもね、強く心に残ってることは、

大切に持ってるんですよね。」

「私は思うんです。

私がもし、大切な人の名前を忘れても

大切な人の年齢を忘れても、

大切な人がいることを忘れない。

自分には大切な人がいる。

だから、時々嬉しくなって、

だから、時々その大切な人に

何もしてあげれないことを寂しく思う」

 

「物語の終盤、

ヘジは、おばあちゃんに寄り添います。

村の人も、そいつはおばあちゃんを

騙してた、偽物のヘジだって

わかっていてもヘジを受け入れ

おばあちゃんの孫として接します。

だって、おばあちゃんの大切な人だから。

偽物でもなんでも、おばあちゃんの

大切な好きな人を奪う権利なんて

誰にもないもの。」

 

「認知症になっても

人としての尊厳が失われることは

絶対ダメだと私は思います。記憶が薄れても

まだまだ、いくつかの光は残ってると思う。

私にも経験があって、わたしを

とても大切にしてくれた人が、

認知症になってから、こんなことを

私に言いました。

「私ね、あなたのこと大好きだから

良い旦那さんを見つけてあげるからね!」

って私の名前も忘れてて、

私との関係も忘れてるんだけど、

ちゃんと「私」を忘れてないんですよ。

とても嬉しかったですね、彼女の頭の中に

いくつか絶対忘れたくない光があって、

その中の一つになってるみたいで」

「さて、余計なお話をしすぎましたね。

この映画、実はそんなに大感動シーンも

ないです。涙もあまりない。

どちらかといえば、たんたんと、

割と静かに淡々と進みます。

でも、ふと、登場人物の誰かに

自分を置き換えた時、ああ、、私も

おばあちゃんのようになりたい。

ヘジのようになりたい。

村の人のようになりたい、、って思えます。

見終わる頃、不思議に、この村の人々が

大好きになってます」

「自分がいろんなことを忘れてしまう前に

この映画をオススメします。わたしが喋って、

ネタバレしてるから、、、って思わずに

お時間あったら見てください。

あ!美術の先生。多分みんなお馴染みの人!
ヤン・イクチュン!いい味だから注目!

私はこの映画3.5マズルかな!!

じゃあまた!いつかの老活映画までちゃお」

「何で一人で、やってるんすか?」


 

「あなたたちには理解できない映画よ」

「ええ!!!」
「お肉は、、?」

 

「金曜日に食べたでしょ!

マズル刑事は
健康診断で脂肪肝だったじゃない!」

 

「うう、、、、」

 

 

 

 

 

 

 

「あ!お知らせがあるっす!

マズル刑事のツイッターが始まったす!」

 

「そうそう!これです!

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