2020.9/21


ギリシャの魅力はエーゲ海だけでなく、実は

北ギリシアがアツイ!秘境の宝庫だ。


 ビンドス山脈の麓テッサリア平原に奇岩群が連なる

メテオラだ。

  メテオラは空中に吊り上げられたという意味




 奇岩の頂上に、修道院が建ち、今も修道士達が共同生活

 を営んでいる。

 20世紀初めまで、岩山には階段やハシゴもなく、

 人や物資を下界から運ぶ手段は滑車に吊るされた網袋だけだった。

 メテオラには24の修道院があったが

 現在見学できるのは、6か所だけ。

 

カランバカから、メテオラまで、バス€1.6で、一番大きな修道院メガロ・メテオロン修道院前€3 まで行ける。



 メガロ・メテオロン修道院


バスを降りてから修道院まで、登ったり下ったり
かなり歩く 

聖堂内のフレスコ壁画は圧巻、イコン、聖具などの

博物館、ワイン貯蔵庫など、どうして運んだんだろう

先人の知恵は計り知れないと感心するばかり。






 庭からの眺めも素晴らしい、女性はロングスカート着用
 で、持参したものを使った。




 出入り口付近で、グループから一人取り残された

フランス人の紳士から、

マスク持ってませんか』と、聞かれ、マスクがなくて、入れないんだなとわかり、バッグから、使い捨てマスクを差し出した。

How much?』 と聞かれ

That'ok,  It's my pleasure,』と答えたら

Merci ボークー』と言われた。

 マスク外交出来た! ポー~となったラブラブ音譜



 

ヴァル・ラーム修道院



岩壁を削って造った階段を登って入る

16~17世紀のフラスコ画は他の修道院と色彩や構図が一味違う

3か所の張出した部分が十字架の形をしている

















 庭が広くてここが、岩の上だと忘れてしまいそうだ


3つ目の修道院を目指したが途中道が、切れていて
あちこち歩いて見たが地図通りには歩けない。
諦めて下山することに。
山の下りは険しい、そして、人に会わない、野生動物に
会わない事を祈り、ひたすら歩く、
下から登ってくる人に出会ってホッとする。





 正直私はこの旅行を計画するまでメテオラ自体
知らなかった。ギリシャといえば古代遺跡とエーゲ海と
思っていたので、10世紀頃から修道士たちが、岩上や
洞窟に住み始め、14世紀頃にはトルコ軍海賊から逃げ出したアトス山の修道士たちも移り住んだ、そして、今も
聖地の灯は引き継がれていることに目からウロコだ。
ギリシャは古代があって、ヨーロッパみたいな中世の建物がなく、いきなり、近代になっていると思っていたけど、
こういう所に中世があったのだとわかった。