私はかれこれ6年位料理をしていない。

 

 

理由は”嫌いだから”。

 

 

その一言に尽きる凝視

 

 

もっと細かく色々言い出したらキリがないが

とにかく私は料理が嫌い。

 

 

というか家事が嫌い。

 

 

 

そう思ってこの6年一切料理をしなかった。

 

 

 

ご飯を炊飯器で炊くこともなかった。

 

 

 

しかし、ニートになって2年以上。

流石にお金がなくなって私は節約をしなければ

ならなくなった。

 

 

そこで真っ先に削るのが食費である。

すなわち私は料理をしなければならなくなった。

 

 

 

家計簿アプリもダウンロードして本格的に

節約を始めた。

 

 

 

でも、節約を初めて拍子抜けだったのが

家計簿アプリを使っていると楽しいと

思えることだった。

 

 

料理は相変わらず面倒だなと思うけど

6年ぶりの料理は思ったよりも嫌ではなかった。

 

 

 

何度も書くけど拍子抜けだった。

 

 

 

節約を始めて2ヶ月位たった頃、妹も節約を

始めると言い出した。

 

 

 

妹も料理が大嫌いだが、食費を削るために

立ち上がった。

 

 

 

結果として姉妹でキッチンに立ち一緒に料理を

するという現象が起きた。

 

 

 

私はそれがたまらなく楽しかったポーンポーン

 

 

あんなに料理が大嫌いだったのに。

 

 

むしろ”楽しい”とか思っちゃっている。

 

 

 

 

料理が好きというよりも

 

妹との共同作業がとても楽しいのである。

 

 

 

”自分の大好きな人と共同作業するということに

私という人間はこんなにも喜びを感じるのだ”

 

 

ということに初めて気づいた瞬間だった。

 

 

 

妹にこれを話したところ

 

「お姉ちゃんから料理が楽しいって言葉

聞くとは思わなかった」

 

と絶句していた。

 

 

 

ちなむと、私は昔からアカペラが大好きで

ハモネプというテレビ番組をよく聞いていた。

 

 

YouTubeでもアカペラのチャンネルをよく

見ている。

 

 

きっとこれは

 

”歌が好き”

 

という理由とともに

 

”お互いのハーモニーが混じり合う”

 

という共同作業が何よりも好きなのだと思う。

 

 

どちらか一方が自分を主張し過ぎず呼吸を合わせてハーモニーを創る。

これがアカペラにとって大事なことだ。

 

 

私は共同作業、共同創造が好きなんだと思う。

 

 

大人数ではなく自分が本当に信頼している人

大好きな人限定ではあるけども。

 

 

 

節約と大嫌いな料理をするっていう

なんとも最悪な出来事ではあったけど

 

 

自分の意外な一面が垣間見れた瞬間でした。

 

 

 

 

佐藤舞莉