年が明けて少し経ちましたが、
遅ればせながら本年もよろしくお願いいたします。
2008年1回目ということで、今回のテーマは
「新年のごあいさつ」です。
それでは
HAPPY「サムタイムス・アイム・ハッピー」 |
デューク・ジョーダン |
| ”シグナルⅡ”より |
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演奏自体からハッピーさがあふれているような、そして聞いている方もハッピーになるような、そんな曲です。ジジ・グライスのクセのないストレートな吹き方がとてもこの曲に合っているようで、かろやかでメロディアスな旋律が心をあったかくします。でもよく見ると”サムタイムス”なのです。いつもではないのです。
この曲がヒットしたのは1927年「ヒット・ザ・ディック」というミュージカルに使われた時ですが、作曲したヴィンセント・ユーマンスはすでに1923年にこの曲をミュージカルに使おうとしてカットされ、歌詞をアーヴィング・シーザーに書いてもらったものの、2回目に使ったミュージカルは地方公演のみ。3度目の正直でやっと評判になったのでした。スタンダートと呼ばれる曲でも、いくつかは最初からヒットせず何回目かでヒットにこぎつけるという曲も珍しくありません。しかしこの曲は題名も、曲の内容も「幸せも、悲しみもあなた次第」ということなので、紆余曲折をする運命だったのかも。
このレコードはA面のアルト・サックスがジジ・グライス、B面がフィルウッズ、リズム隊もピアノのデュークジョーダン以外全て変わっているので、お得です。曲も「イッツオンリーアペイパームーン」や「ユード・ビー・ソーイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ」(ヘレンメリルの曲がよくCM使われています)などが入っていて、聞きやすく、楽しみながら穏やかに聞けるので、オススメです。 |
NEW「ニュー・ブルース」 |
バディ・リッチ・ビッグ・バンド |
| ”テイク・イット・アウェイ”より |
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ニューといっても昔のニューですが、何かの映画の主題曲のようにかっこいいバラードです。バディ・リッチはダイナミックな速い曲だけではなくて、こういったブルースも聞かせるのです。アンサンブルとリズムが一体になっていて、どんなテンポの曲でも聞く人の耳を釘付けにするのです。
またこのアルバムには「マシーン」というバディ・リッチのためにあるかのような曲が入っています。緩急を使い分けたこの曲のきわめつけは、メロディーに導入する前のベースのフレーズが粋で、わくわくさせます。たとえばベースを弾くならこの部分だけでもマネしたいと思うように。
バディ・リッチもビッグ・バンドを始めた当初は、カウント・ベイシーに捧げるアルバムを出しているぐらいで、お手本にしていたようです。このアルバムにもベイシー風のアンサンブルの曲があり、その影響が伺えます。 |
YEAR「ア・ハンドレッド・イヤーズ・フロム・トゥデイ(今日から100年)」 |
ドリス・デイ |
| ”センチメンタルジャーニー”より |
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ドリス・デイは歌手というイメージより、女優というイメージが自分の中では強くあります。子供の頃、土曜日の夜7時か7時半になると、「ケセラセラ」の曲が流れる番組がありました。ドリス・デイが一家の主婦で、二人の子持ち(確か男の子1人とと女の子の1人)毎回騒動が起こるが最後には解決してハッピーエンド。内容は覚えていませんがそんな記憶が残っています。また高校生以上になってら深夜放送の映画劇場で、必ずロック・ハドソンとの共演でラブコメをやっていました。(釣りをしたことのない釣り評論家と恋に落ちる女編集者など)まだアメリカ人の中にアメリカン・ドリームという言葉が生きていた頃の、幸せな時代の物語なのでした。
本国でも日本でもジャズ歌手というよりポビュラー歌手といえるのでしょうが、「センチメンタル・ジャーニー」をはじめとするスタンダードを歌わせてもやはりウマい。フィーリングもジャズそのものです。人を感動させる歌手はジャンルを越えるんですね。
歌の内容は、
ペントハウスを欲しがっても、
それは女王が似合うものさ、
大金を持っていても、何の意味もない、
今日から百年たてば。
月の輝きの良いしるしさ、もっとそばに寄って、
ぼくのものになるといってよ。
覚えていて、この月の輝きも今日から百年たてば、
ぼくらは見られないのだから。
という恋の歌です。 |
今回使いましたネズミは、
年賀状に使った"チャタヌガ・チュー・チュー・バンド"のメンバーです。
もったいないので、
別の背景を合わせて作りました。 |