昔からひどい方向音痴で、初めて行った場所は
たいてい帰り道を逆に行って迷います。
目的地までの交通機関でのアクセスを事前に
調べて、最寄の駅やバス停からカンで歩く場合、
いつまでも着かずに”おかしいなあ”と思って
人に聞くと、まったく逆方向に延々と歩いている
ことが多々あります。そんな迷った時、商店街の
案内板や、町内会の住宅図に「現在地」の文字を
見つけると、なぜかホッとするのでした。(問題の
解決になってませんけど。)
今回のテーマは「現在地」です。
「ピンチ・ボトル」 |
スタンゲッツ・ウィズ・アルヘイグ |
| ”プリザベーション”より |
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このアルバムの性格としては、どちらかというと未発表曲集ということになります。後半はアル・ヘイグトリオの演奏になっているので、全曲参加しているのはアル・ヘイグ・トリオで、スタンゲッツのアルバムというよりは、フューチャーリング・スタン・ゲッツなのですが、スタン・ゲッツのセッションから未発表曲4曲が入っていることから、スタンゲッツの名前が前に来ているのでした。
ピンチ・ボトルという意味は特別にライナーノーツにかかれていないので、確実なことはわかりませんが、スコッチウィスキーに”ピンチ”という銘柄があるそうで(現在ではティンブルの名に変わっています)、そのボトルのことではないかと思います。その創始者の名前がヘイグ家というそうで、もしかしたらそれに掛けているのでは。(作曲者はアル・ヘイグ)間違っている可能性もありますが。もしそうなら曲調がピンチとなっているのに楽しそうなくつろいだメロディーなのもうなずけます。ジャズ・プレイヤーの中には演奏の合間に必ず酒を飲む人もいると聞きますので。派手さはないがなかなか陽気ないい曲です。
他の曲でコーラスにブロッサム・ディアリーが本格的なジャス・スキャットを披露しています。ブロッサム・ディアリーという人、甘ったるい声のアイドルが歌ったようなイメージがありましたが、それだけではないんですねえ。そんな歌い方のほうが聴衆をひきつける一種のテクニックともいえるかもしれませんねえ。 |
「チャンス」 |
東京ブルースカイ・オーケストラ |
| ”チャンス”より |
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このアルバムが発表されたのは2001年、5曲入りのミニ・アルバムという扱いなので、新品ながら安かった覚えがあります。
新しいバンドだと思ったので調べてみたら、なんと結成は1947年!
のダンス・バンドだということです。
リーダーの奥田英人は2代目で、初代は奥田宗宏。1992年に引き継ぎました。ジャズのオーケストラと思っていましたが、根底には踊れる音楽というノリのよさがあるのでした。その歴史の長さのせいか新しくも懐かしいような趣きの相まったバンドなのでした。
ラテンのりの曲もあれば男性ヴォーカル掛け声や歌の多用は、最近のラテン・ジャズ・バンドやニュー・スイング・ビッグ・バンドやファンクの影響が感じられるが、基本にしっかりした伝統に基づいたアンサンブルの土台が見えるのです。アレンジも凝っていて、チュニジアの夜をもじった「ナイト・イン・トウキョウ」は、ラテンなファンクであり”チュニジアの夜”の現代版といえるでしょう。
懐かしさでいえば、スイセン曲の「チャンス」となるでしょう。今から見ると、80年代のフュージョンアルバムに必ず一曲は入っていたようなヴォーカル入りのソウルフルな曲調です。女性ヴォーカルはこの一曲だけであり、合間に入るサックス・ソリ(サックスパートのみの合奏)が日本のビッグ・バンドの良さを十分に発揮しています。
人によっては懐かしさは違うでしょう。このバンドの特徴は過去の名曲の良さを生かしながら、新しいニュアンスを持った味付けをしていることです。でも他の新しいバンドと違うのは、そこに日本のビッグ・バンドの歴史がかいまみえることです。 |
「AIM」 |
ジミー・ウッズ・ウィズ・エルビン・ジョーンズ |
| ”コンフリクト”より |
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この題名を見つけたときは驚きましたけど、北九州のAIMが平和的でフレンドリーな感じがするのに比べて、このアルバムの内容はかなり対照的なようです。
言葉の意味は”狙い”という意味らしいですが、本人のインタビューによると、戦争をモチーフに書かれた曲ということ。
黒人音楽から生まれたジャズとはいえ、
アルバムの発表された1963年は黒人ミュージシャンの扱いはまだ悪く、たとえリーダー・アルバムを出していても
生活の苦しいミュージシャンは多かったようです。
当然黒人の解放運動の高まりと共に自分の音楽に怒りを反映するミュージシャンも多く、彼もその1人でした。
アルバム名の”コンフリト”は”闘争”という意味であり、同名の曲にはリズムに軍隊の行進のようなイメージがあります。
その意味からすると、ジミー・ウッズのいう戦争とは特定の何かの戦争というより、白人優先社会との戦いという意味合いがあるのではないでしょうか。
トランペットのソロのメロディーにアルトサックスとテナーサックスが厚いハーモニーをつけ、アンドリュー・ヒルのピアノのモールス信号のような打楽器的なバッキング、エルビン・ジョーンズの激しい攻撃のようなドラミングが一貫しており、哀愁を帯びたカーメルジョーンズのメロディアスなトランペットと、フリーキーな響きを持つジー・ウッズの無機質一歩手前のアルト・サックスが好対照を成しています。曲のクライマックスで叫びとも悲鳴ともとれる合奏があり、好戦的な面ばかりではなく、闘いによってもたらされる悲しみもあらわしている感じがします。 |
手前味噌ながら、簡単に説明すると、働いている会社がAIMビルに入っているということなのです。
AIMビルは「世界の雑貨村」と西日本総合展示場が
あり、小倉駅裏からすぐです。
※2019年現在もういません。
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