みなさん、寒さが身にしみる季節になりました。
こういう時、「冬のない国へ行きたい」と思ったりして。
実際に、年末年始「南洋の島」に行く人も
いるかもしれませんね。
テーマは”熱い国への憧れ”です。
ウェイン・ショーター
「ネイティブ・ダンサー」
ウェイン・ショーター(テナーサックス、ソプラノ・
サックス)がブラジルのミルトン・ナシメント
(ヴォーカル・ギター)と競演した作品。冒頭の
曲のナシメントの歌により異国へと誘われ、
ブラジルの暑い空気に包まれるようです。
マイルス・デイヴィスが1969年「ビッチェズ・
ブリュー」を発表した後(ショーターもバンドの
一員として参加)、フュージョン・ジャズの嵐が
吹き荒れました。
ショーターはマイルス・バンド卒業後、マイルスが
アフリカやスペインのリズムに傾倒するのに対抗して、
ブラジル音楽への融合(フュージョン)を深めています。
今で言えば、ワールドミュージックのくくりに
入るでしょうが、新しい物を作り出そうとしていた
気風のようなものを感じます。
ジャコ・パストリアス
「ホリデー・フォー・パンズ」
ジャズ・ベースをソロ楽器にまで高めた男であり、
優れたサウンド・クリエイターでもあるジャコ。
ジョー・サビヌルとウェイン・ショーター率いる
ウエザー・リポート退団後の1981年、ビッグ・
バンド作品「ワード・オブ・マウス」と別プロジェクト
で推し進めようとしたのがこのアルバム。
しかし同時期にリリース予定が、時代にあわない
として10年以上オクラ入り!日本では折からの
スティール・パン・ブームに乗り2001年再発しました。
カリブ独特の楽器スティール・パン(ドラム缶を加工した
楽器)の涼しい音色が耳に心地よく、ジャズ・ファンにも
スティール・パン・ファンにもオススメの逸品です。
マンハッタン・ジャズ・クインテット
「ブルー・ボッサ」
ボサノバのカバー曲を多く取り上げているアルバム。
メンバーはファースト・コールと呼ばれる、スタジオ・
セッションにまず最初にオファーがかかる一流
ミュージシャン達。さすがにこの人たちがボサノバ
をカバーすると粋ですねー!
中でも「サンバ・デ・オルフェ」がスピード感があって
ハジケてます。選曲では一曲「イングリッシュマン・
イン・ニューヨーク」が異彩を放ってますね。
リーダーでアレンジャーのデビット・マシューズは、
同バンドやオーケストラを率いて何度も来日して
います。
2004年には20周年を迎えており、息の長いバンドに
なっています。
今回は少しジャズ色が薄いかもしれませんね。
いつかジャズ・メンのラテンやボサノバも
取り上げたいと思います。


