~~~~後編~~~~~~
『分からんです』って・・・
と、部屋のメンバーからも同情されながらロビーへ行った。
すでに他の諫早メンバーは揃ってた。
その日宴会のみ出席し諫早へ帰るI君が車を準備し
みんなそれに乗り込んだ。
車は7人乗りでさっきの○○専務と一番後ろに座った。
車内では飲んだ勢いもあり、みんなでワイワイ言いながら
一路諫早へ向かっていた。
いつの間にか、みんなと話しているうちに気分も楽しくなっていた。
酔っていたせいか、話も盛り上がり
あっと言う間に諫早に着いていた。
その時はすでに『何で諫早なんだ~?』という感覚は無くなっていた。
気づいたらI君が通う『ラウンジ○○』に入っていた。
そこは以前私も一度行った事があり、知らないお店でなかったので
少し安心した。多分その時も半分は同じメンバーだったと・・・
お店の女の子が2~3名来て水割りを作りだした。
そのうち一人の娘が私の顔を見るなり
『あ~!前ここで永ちゃんのマネばした人でしょう!?』
と言い出した。
私は「わ~ココでもやったのか・・・」と内心思った。
そう言われればそんな気がしてきた・・・
みんなで『このあと長崎でなく、嬉野まで帰るんだ』と誰かが言うと
お店の娘達もさすがに驚いていた
当たり前だ・・・・・・・
そんなこんなでカラオケを歌う事も無く120分が過ぎていた。
・・・・・・・戻る事にした。
嬉野まで・・・・
帰りは5人、お店から中型タクシーを手配してもらい、運転手に
『嬉野までっ!!!』っと、顔を見ながら言った。
運転手も一瞬驚いてたが、その顔がほころんだ。
『嬉野までやけん1万円で行ってよ~!』
と交渉し、運転手は高速料金は別で交渉は成立した。
タクシーが出発した時は、さっきのお店の話で盛り上がっていた。
すると一人がこう言った。
『やっぱ嬉野までは遠かなぁ・・・』
(当たり前だ!)
『何で諫早まで来たとやろう・・・』
(『何で』って、それはアンタに聞きたい!)
『平野~ワイが行くって言うケンぞ~』(笑)
(私は一度も言ってないぞ!なんじやそりゃ?)
家に帰った方がよっぽど近いのはみんな同じだった。
それからは、旅館が見えるまで車内は静なままだった。
午前1時15分静まり返った嬉野へ着いた。
みんな無言だった。
辺りを見わたしても、ほとんど明かりはついてなく
人も車も時々通るくらいだった。
一軒のラーメン屋へたどり着き、ラーメンとおでんを食べ
旅館の部屋へ戻った。
午前2時30分だった・・・
部屋のメンバーはみんな寝ていた。
周りのイビキを聞きながら、仕方なく私も布団に入った。
翌朝9時、昨日何度も通った高速道路にまた戻った。
また思い出した。
そしてまた少しブルーになりながら家路に着いた。
~~~~~~~~完~~~~~~~~~~~~~