波の数だけ抱きしめて ~車両編 | Swinging Years

Swinging Years

20年前の日記をブログにしてみました + それに関連したコレクションの紹介です

この映画、設定が1982年という事で当時車両がわりと出てくる

懐かしいホンダシティや、黄色いワーゲン・ビートル、アメ車ではグランドワゴニアなんてのも

主人公の小杉正明(織田裕二)が乗るのはダットサン(ニッサン)のピックアップトラック

海外旅行中のサーフィンショップの主人の持ち物と思われるロゴ入りの車が劇中走り回る、

車内は小物で飾られ、お約束のサーフィンブランドのステッカーがベタベタ貼られる


吉岡卓也(別所哲也)の黄色いビートルも映画では欠かせない存在だ

実は1982年の「別冊Fine サーファーズカタログ」ではこんなコーナーもある


Swinging Years
↑もう上の黄色いワーゲンなんてそのものですね、(カブリオレでなくサンルーフ)

ブームというのもあったんだろけど、サーフィンにビートルが似合うというのは

雑誌「ポパイ」の影響が大きいと思う、「湘南→サーフィン」というイメージも

元は70年代後半に創刊し、その頃から特集していた効果であるともいえる


さらに次のページでは


Swinging Years
↑いい感じです、更に小物やアクセサリー、ミニカーやモデルも紹介されており

これ、ホントに女の子向け?と思ってしまうマニアックな記事となってた


で、ツッコミたいところが、じゃあ、サーフィンもした事ない”東京もん”の吉岡卓也(別所哲也)に

ビートル乗せるよりも、国産の小型乗用車に乗ってる田中真理子(ミポリン)に乗せたほうが

似合ってるじゃん!って・・・僕も、”東京もん”こそ、ホンダ・シティに乗せたほうが

ハマってるんじゃないかと思いました


さらにこの「サーファーズガイド」の1981年版にはこんな特集もありました


Swinging Years
↑いい波を待つサーファーにピッタリの車両がズラリです、しかもよく見ると

どの車も「昭和40年代」の車ばかり、ハイエースだのヴァモスだの

独特のフェイスの個性車を独自の改造で楽しんでる当時の様子が

手に取るように伝わります、工夫や細工がユニークとされた時代の象徴かも


これは映画でも採用してほしかったですね、FM局の映画だから仕方ないのかもしれないけど

サーフィンやサーファー、それらのカルチャーがちと弱かったように思います

夕日や夜はバツグンに綺麗だったけど、眩しい日差しってのがなかったし

・・・でも名作ですよ、恋の甘酸っぱさがここまでリアルに感じられた映画は他にないかも

明日は雑誌「ポパイ」とこの映画の関係を