先日の久米島での1枚。
具志川城跡(ぐしかわぐすくあと)です。
沖縄の城(グスク)は、日本の城(しろ)とはちょっと役割、意味合いが違います。
日本の城が軍事的意味合い(国の中心)であったのに対し、沖縄の城は軍事的な意味合いもあるにはあるけれども、どちらかというと支配者の住居。そして御嶽(うたき)などの聖地を意味したり、宗教的な色合いもあるわけです。
なので城跡には日本のそれのような立派な天守閣なんかないし、それどころか石垣以外何もない。
だって琉球の木造の普通の住居は、漆喰の立派な日本の城と違いそんなに長い年月残らないわけです。
朽ちてなくなるか、争いで壊されたか。
建物は何もありません。
沖縄の城も、日本の城と同様に見晴らしのよい、地理的に攻められにくい高い場所に建てられることがほとんど。
私も結構、沖縄の城好き、であります。
ただし、最近の沖縄の城は、観光地としてやたらと手を加えてきれいにしすぎ。ここの具志川城跡もそう。
世界遺産となっている沖縄本島のグスク群 みたいに、全部をきれいにしてしまってよいものなんだろうか?
私的には、あまり修復の手の入っていない伊敷索城跡(ちなはぐすくあと)の方が好みです。