<頑固者、夏の手料理・ゴーヤの話>吉田兼好児の土佐日記シリーズ 季節の御挨拶・一筆箋 かたさが一番

Stan Getz Easy Living

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食べ物には、昔から・とにかく頑固に、こだわっている・・・特に、熱い夏には・・。

◆ニンニク。子供の頃からカツオの藁焼きで育ったせいか、ゆずとニンニクにはこだわっている・・特に、ニンニクには。しかし、高知に帰ってからもスーパーに行くと、なんと「青森産“福地ホワイト六片”」・ブランドらしいが・・・いくら何でも・たかがニンニク、“一つ300円”・2ポンド!・3ドル!する・・。外国でさんざん食ったり自前料理で使った者にとっては・・まったくクレイジーな値段である・・・。最近、高知産ニンニクを買っている・・味は、青森産に比べても差異はない!、高知市内の日曜市で中ザルに山盛り一杯買っても、高だか600円程度である・・・。ニンニクは地元の高知産に決めている。

◆キムチ。造船王国が日本から韓国に移った1976年に、初めてプサン(釜山)・ウルサン(蔚山)・ソウルで仕事をした・・その時、初めて色々な種類のキムチを楽しんだ・・。今は多種多様なキムチがスーパーで売られているが・・・。キムチはやはり韓国レシピの熟成タイプに決めている。

◆サバの水煮缶。土佐の海辺育ちのため、ガキの頃から美味いサバの刺身を食って何度もジンマシンで死にかけた・・それでも止めずに生サバを食い続けて・・とうとう、大人になって酷いサバ・アレルギーでまったくサバが喰えなくなった・・・そのため、酢しめサバ・サバの味噌煮を食っていたが・・そのうち、サバの水煮缶を習慣的に食うようになった・・。これが実に美味い!、処が・・最近、どこかのお偉い先生が「サバの水煮缶を食べなさい!、血液サラサラ・DHA・EPAが多く含まれているから・・」と宣ったせいで、日陰者が急に表舞台で踊り上がり、何処のスーパーに行っても品切れ、在ったらあったで値段が5割近く跳ね上がった・“なんタルチア!と、悲鳴を上げても・それでも、サバの水煮缶は欠かせない!・・・。

◆ゴーヤ。沖縄に初めて旅行してゴーヤ料理を知った。東京時代によくハチキンと楽しんだ沖縄料理店が東横線「学芸大学駅」近くにあった・店の名は“知念”、沖縄育ちの仲の良いご夫婦が作るゴーヤレシピの味は格別に絶品だった・・。高知に帰って、仲良しの高知大学農学部:鹿児島出身の福元教授から「鹿児島はどこの家でも庭先にゴーヤがある・・夏バテしない!、ゴーヤを食べなさいよ・・」、と聞かされ、実家の安芸で大きな種苗店を営んでいる親友の「立仙種苗」立仙耕一社長を訪ねた・・彼から、「オマサン、ゴーヤは色々あるが・・中でも、“アバシ”が一番美味いぜよ!、苗があるから庭で植えてみ~や!」、それから毎年、自宅の庭で植えて食っていたが・・最近マンション住まいになり、高知市内の日曜市で、山ほど“アバシ”を買っている・・。やはり、苦みがマイルドなアバシゴーヤは実に美味。

◆豆腐?。かたさが一番、こりゃもう~絶対、これに限る!。ゴーヤと豆腐のチャンプルレシピは、もちろん、「頑固おやじ」ぜよ!。

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