≪心の旅路≫人生スマイル 吉田兼好児の土佐日記 最後の恋 感謝とゆとり

 

≪ドラマ:最後から2番目の恋≫より中井貴一さんと小泉今日子さん

『二人は恋をして愛し合い、そして、結婚して子供を持ち、新しい家庭で、心分かち合い、一生を、何時も一緒に暮らそうと決心しました、将来、何かあって、すべてを失ったらどうしよう、と、多少の不安もあったけれど、しかし、お互い愛し合える強い絆もあったし、決心して、結婚しました、子供も授かり、楽しい家庭を持ちました、しかし、ある日、突然、最愛の人を、失いました、絶望で立ち上がれない、涙で、心が一杯になりました、そして、“こんな事では、負けてはいけない”、“頑張ろう”、“生きていこう”、たった独りで、命をかけて、子供を育てました、家庭を守りました、どれだけ多く、涙の日々を過ごしたでしょう、“私は子供を立派に育て上げました、ありがとう、貴方、お父さん・お母さん、誰が何と云うと、私の自慢の子供よ、この子は”。そして、そのうち、その子供も巣立って、立派な社会人となりました、愛した子も、そのうち、結婚して仕合せな家庭を持つでしょう、それが願いです、今、自分に残されたもの、それは、強くなった心です、しっかりと、地に足がついて、気分も穏やかです、独りでも、年を重ねるのも楽しい、失うものは、もう何もないのです、自分には、今、本当に、清々しい心があります、』。そんなある日、新しい出会いがありました、会うと楽しい、心癒されます、しかし、“深入りして、もし、失ったらどうしよう”と、急に思って不安になったりします、でも、よく考えると、“失うものは何もない“はずなのに、肉体は、男女という性の違いは、あったとしても、遅かれ早かれ、お互い、別々に、天国に召されるでしょう、そして、逝った後、残るもの、それは、二人で語り合い・癒し合い、心分かちあった懐かしい・本当に短かった日々かもしれません、そして、もう一度、自分の心に語りかけてみます、心は、応えてくれるでしょう、”素直でしたね・正直でしたね、それが一番ですよ“、と。

人の出会いは、七代逆上った御先祖様からの赤い糸の御縁と、云われます。男女であれば、夫婦であろうと・恋人であろうと、どんな関係の親しい友人であろうと、出会いがあって、たとえそれが、生という一緒に流れる短い命の中で、過ごす人であれば、お互い心分かち合える人であれば、相手の心を大切にしたいものです、甘えたい・もっと愛されたい・私だけでいてほしい、若かったあの頃の自分に戻って、、胸の思いが、強くなればなるほど、自分の心で相手の心を一杯にしてしまい、そして、その結果、自分自身が苦しむでしょう、自分の心で、相手の心を一杯にするのでなく、相手の心に、自由を与える“ゆとり”ある愛の心で過ごせれば、どんなにか楽でしょう、そうする事ができれば、、できるはずです、、もうそんな年齢になったのですから、、そうなれば、会った時も、会えいない時でも、きっとお互いは、心穏やかに・心癒されて、残された人生は、楽しい心に満ちて、過ぎていくでしょう、そして、自分にある≪素直で・正直で、そして、優しい心≫と、いつも向き合っていられるでしょう、その新しい出会いに、深く感謝するでしょう。

二つの祖国: 吉田兼好児の二つの祖国 | 清岡隆二 |本 | 通販 | Amazon