真冬の夜の夢 | スイボクのブログ

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都内近郊で活動するGypsySwingバンド「SwingBeaucoup」【通称スイボク】のブログ。

どうして高いところをこわがるのか。


ぎやばんの形をした巨大なタンクのようなものの上に立っている。めっぽうに高い。足元はとてもこころもとなく、こわくって、四つんばいになるほかない。

縁にぶら下がるとぎりぎり足のとどくところに、ちょっとしたトッカカリがある。何に使うかはわらからない。とにかく縁にぶら下がって足をそこにのせてみた。足元をよく見ると、


「ホイットニー生命保険、新規加入は26歳まで」


と書かれている。僕にはもう時間がなかった。急いで加入してここから飛び降りてみるのも悪くないと思ったが、高いところはとてもこわい。

こわいので反対側の縁にいって別のトッカカリに足をのせると、その高さはヨシミツが逆立ちしたくらいの高さしかなかった。ヨシミツはとなりで飼っている柴犬の名前。ねがえば、かなうものだ。これで降りることができる。もうすこしでデーモンに胃を食べられてしまうところだった。

ようやく地面に降りると係員がこっちに気づかないふりをしながら、こっちに気づいた。すると校内放送で僕の名前が呼ばれたので急いで教室にもどった。


今日の授業には関ナントカ氏がいらっしゃって、森羅万象についてのありがたいお話をきかせてくださるらしい。ノートの準備がいらないので、僕らとしてはほんとうにありがたいお話である。
ただ、廊下にかかれてていた大きな文字がぼやけてしまっていたので、それをナントカしたかったのだけど。みんなには何も見えないらしい。僕にしか見えない。それは今でも甘酸っぱい感触をこの胸に残している