こんにちは。スイングジャーナルの長谷部です。ニュースなどでは大変お騒がせしており申し訳ございません。みなさまにはご心配をおかけしておりますが、今後ともあたたかく見守っていただければ幸いに存じます。また、このブログはこれまで通り続けて参りますので、これからもご覧頂ければと思います。
さて、さっそくですが、先週おうかがいしたとある人気ミュージシャンのライブ、ご紹介しちゃいましょう!
ブラジリアン・ミュージック、R&B、ソウルやジャズを取り込んだ素敵な♪素敵な♪音楽を発信してくれるギター&ボーカル・ユニットのオレンジペコー(オレペコ)。99年にデビューしてから11年がたち、これまでにオレペコとしても6枚のアルバムをリリース。最近では、テレビドラマやCMなどにも楽曲が起用され、根強い人気を誇っています
そんなオレペコですが、このほどギタリストの藤本一馬さんがソロ・プロジェクトをスタートさせました!! さっそくソロ・プロジェクトのキックオフ・ライブが行われるとの情報をゲットし、行って参りました、渋谷“JZBrat”へ
と、意気込んで会場に足を踏み入れると、真っ暗闇。よく見ると奥の方にぽっかりと三日月が浮かび上がっています 鼻息荒く高揚していた気分がクールダウン。夜の草原に迷い込んだ錯覚に囚われます。目を凝らしてみるとそこかしこに布を巻き付けたオブジェ。会場全体を藤本さんの世界に染めてしまうようなインスタレーションです。
腰を下ろして一息つくと、藤本さんがいとおしそうに奏でるギターの音色一音一音が胸に心地よく響きます。ブラジル音楽とちょっぴりジャズっぽい雰囲気、それにオーガニックな要素が加わって、オレペコとはまたひと味違った藤本さんの一面に触れた気がします。
小泉“P”克人さんのやさしいベース音(この人はどんなスタイルもいける達人です!)、岡部洋一さんの超絶パーカッションが、サウンドに彩りを添えます。
藤本さんオリジナル曲<ブルーライト><やじろべえ><空のように><光につつまれて>や、オレンジペコーのアルバムにも収録されている<クレイドル>など、スピリチュアルでヒーリング効果たっぷりのライブ・ステージでした。感心したのは、お客さんに配布する当日のプログラムで曲に込めた思いを丁寧に解説していること! ミュージシャンと思いを共有しながら聴くとまたいっそう楽しめるものです
慌ただしい毎日ですが、藤本さんのギターを聴くと一気に気持ちがゆるゆるに。ファッションとしての「オーガニック」ではありません。藤本さんの表現したいことがひしひしと伝わる癒しのステージでした。きっとこれが時代の求めている音楽なんでしょうね~。これからの展開に期待大です
(編集部・はせべ)