ターキッシュ・クラリネットの存在を知ったのは、作曲家の神津善行先生から、🇹🇷トルコには面白いクラリネットがあるらしいよ、調べてみたら?と教えていただいた時でした。早速、ググってみたものの、今ほど情報がなく、ベリーダンスのバックで使われている事がある?くらいの事しかわかりませんでした。eBayでも、全く引っ掛からず、どんな楽器なんだろう?と妄想が膨らむばかりでした。



 「ほしいのなら、買ってみればいいじゃない!」と神津先生に言われたのですが、日本では手に入らなそうな旨をお伝えしました。すると、🇹🇷トルコにいる皇室関係の発掘調査隊の知り合いに聞いてあげるよ!と言ってくださり、その繋がりの凄さに驚きつつも、大喜びでお願いしてもらいました!その後が、大変な事になるとも知らずに…。



 その頃には、ターキッシュ・クラリネット奏者のCD💿を何枚かみつけていて、ジャケット写真からメーカー、型番を突き止め、発掘調査隊の方にお伝えする事が出来ました。そして遂に、初めて手にしたターキッシュ・クラリネットがコチラです!写真は修復済みですが、クラリネットを持つと反対側が見えるくらいの割れやキーがガタガタでとても音の出る状態ではありませんでした…😰。後でわかったのですが、🇹🇷トルコではお土産を買うように楽器とか買ってはいけないみたいです…。音が出せるまでに、さらに2ヶ月ほどかかりました。😞そこから、さらなる試練が…。


憧れのAmati ほとんどのCDジャケットにこの楽器が!(大幅改修工事後)


 わかってはいた事なのですが、アルバート式の指使いに大苦戦!その上、指の間隔がひろい、広ーい

😱スケールをちょっと吹いただけで、手が痛ーい!😖コレは、なかなか手強いぞ…。ぎゃー😵


 あれから30年……。いや…3年ほど頑張って、何とかなるかも!?というレベルまでやっとの事で漕ぎ着けました!😙なのに、こんな状況で無謀にもTVの番組を録音を引き受けてしまったのが、NHK BSプレミアム「井浦新 アジアハイウェイを行く」で、久しぶりに若い頃の本番前のあの独特の、恐怖の気持ちを味わいました😨天才ピアニストで作曲家、安田芙充央が制作、サントラCD💿も発売されました。



 その後、ぼちぼちeBayにもターキッシュ・クラリネットが出てくるようになり、ダメダメのを何本も買ってしまうという泥沼にハマっていきました…。ありゃりゃ😩

 こんな事ではいけない!と一念発起し、高校の同級生を頼って、ベルリンに楽器を買いに行く事にしました!ハンマーシュミットという🇩🇪ドイツのクラリネット・メーカーが、アルバート式G管(エーラー式)のクラリネットを販売しているという情報を得たので、居ても立っても居られず…。


 ここからのお話しは、また次回!😝



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