見た目にも可愛らしい、カーブソプラノサックス🎷!お客さんから、コレはナニサックス?と訊かれることもしばしば。昔からあるのに、あまり知られていないカーブソプラノサックス(カーブドソプラノサックス)の魅力をご紹介します!


現在使用のヤナギサワSC-9937PGP




⭐️そもそも、誰がつかっているの?

 デュークエリントンバンドのリードアルト奏者、ジョニーホッジスさんとかも、カーブソプラノの録音が残っているらしいし、昔はそんなに珍しい楽器ではなかったようです。もともと、アドルフサックスさん(サックスを発明した人)は、色んな大きさのサックス(ストレートソプラノではなく)をつくり、音程の問題とかを解決するためにストレートのソプラノが開発されたようです。演奏して録音が残っている人は少ないのですが、カーブソプラノを吹きたい!と思ったのには、この方の演奏に強く惹かれたからです。



 二十代の頃は、ベニーグッドマンとかのスウィング・ジャズを中心に演奏していたので、ボブ・ウィルバーさん(クラリネット)は、大アイドルでした!映画「コットンクラブ」の音楽監督であり、後期ベニーグッドマン・バンドのサックス奏者という、まさに憧れの人でした。その頃、アメリカの楽器屋さんにFAXをして、カーブソプラノだけでも4、5本買いました。1923年製のコーンの楽器がお気に入りでした!

 クラリネットとカーブソプラノをメインにしようと思い立ち、スウィング・ジャズだけじゃない事ももっとやろう!とした時、時代物のコーンの楽器では、ピッチやら音程やらで問題がでてきました。(音色はめちゃくちゃ良かった!)もともとカーブソプラノを最初に手にしたのは、ヤナギサワのSC-800でした。気に入っていたんだけど、サイドキーが使いにくくて…。その後、アルトサックス奏者の大山日出男さんに連れられ、カドソン中島楽器(台湾製)に紹介していただき、カドソンのカーブソプラノを使ってみることにしました。社長の中島さんには本当に良くしていただきました。楽器はとても良いものでしたが、正直、中島さんが手を掛けたカドソンが良かったのだと思います。音色の事で欲がでて、ゴールドプレートのものを作って欲しいと交渉しましたが難しく…。その後しばらくして、ヤナギサワ・クロッシュで色々なタイプ(そもそもカーブソプラノは種類がなかった)を試奏することが出来て、ピンクゴールド・プレートの楽器と出会ってしまいました!抜群の安定感と深い音色!もう、一生この楽器かな!(シルバーソニックも吹きたいけど…)と思っています。






 カーブソプラノは、80,000円くらいから、100万円超えまでありますが、お安い楽器はちょっと…。(あくまで個人の感想です)結局、作りの良さ、音色、安定感、とどれをとってもヤナギサワが一番良いです!50万円くらい(2024.5時点)しますが、長い目でみたらお得だと思います。もしも、予算が厳しいときには、安い新品よりヤナギサワの中古を探す事をオススメします。



ヤナギサワ・カーブソプラノサックス(ヤナギサワ・クロッシュにて)

SC-WO10







SC-WO20 SC-WO37

シルバーソニックは、独特の心地良い吹奏感で、音の塊がイイ感じで響く楽器です。うーん🫣ちょっと、魅力があるなぁ!

ヤナギサワ・アーティスト懇親会で、ストレート・ソプラノサックスのシルバーソニック聴きましたが、とても艶やかで安定感があり、かなり良さそうでした!🥹見た目は芸術品!


鈴木 直樹、コンサートの記録はコチラ!↓↓↓