他の思い出なら幾らでも浮かべられる
多少の感傷も堪えられる
でもこの弱い心ではまだ笑い飛ばせないよ
君のことは
何度季節が巡ってもあの光は消えない
貫くように輝くから
ほらまた涙を溢してしまう

いつか振り返ることを畏れずに
前を向ける日が来るとしたら
それはきっと僕が果てる時だろう

幼すぎた僕を赦して
もう何も壊したくないんだ
喩え世界が様々なものに満たされていても
僕には君しか見えなくて

焦がす光に全てを投げ出して
夢見たままで死んでしまいたい
願わくば覚めたことなど気付かずに
目覚めたとき一人きりなら
そんな現実など僕は欲しくない

光に包まれて
無知なままで消えられたら