年に数回
一緒に釣りに行く仲間が居る
今年は何釣りに行く?
緊急事態宣言以前に夜な夜なLINEで計画を立てる
仕事の都合、家族の都合を調整し
丸1日の自由な時間を確保する
そんな計画も延期になっていたが
ひとまず緊急事態宣言は解除となった
どうするべきか悩むところだが
他人との接触を避けつつ釣行を決定
狙うはお互いに憧れの雷魚となった
場所は自分のホーム
とは言っても、自分も初心者
数年前もここを訪れ雷魚童貞の釣友を男にしてやりたかったが叶わなかった
自分も釣りたいが、美味しそうなポイントも譲りながら釣りをする
バイトもろくに得られないまま暫く経った頃
浮き草からダイブしたフロッグを乾いた音で消しこんだ
フッキングすると確かな手ごたえ
オープンだがしっかりした重量と首振りを感じる
いや むしろドラグ滑ってる・・・
一瞬気が動転したが、足元の葦にまで寄せた
ところが、ここから一向に動かない
ドラグを締め直し、スプールを押さえても動きそうにない
浸水を覚悟して魚を取りに行く
ラインを掴むとしっかりとした重さの主が
グングンと首を振っている
やった!まだ居たと思った矢先
その主は水へ帰って行った
ドラグの締めが甘かった
タックルを信じて、後退りするべきだった
ロッドはもっと立てておくべきか
色々な事を考えても後の祭り
釣友も掛けだ直後にバラしたようで
お互いの仮説を語り合う雷魚初心者と雷魚童貞の反省会となった
岸に頭を向けてる ヤル気有る奴だ・・・と思う
来る?
来ないの?
何をしても無反応
終いにはティップで突いても面倒くさそうに
後退するのみ
まだ寝てるのかな?
こんな場所が地元なら
通えば魚は釣れるだろう
反省会では負け惜しみの言い訳も出たが
釣れた時の喜びは、このままの方が大きくなりそうと言う事で、いつかリベンジを誓う
いやぁ 楽しみが増えてしまった