子どもを産んでから、よく思う。
私は、ほんとうに母親としてこのままで大丈夫なのだろうか?
きちんと、この子を育てられるだろうか?
1日、1日が本当にあっという間に過ぎていく中、これでよかったんだろうか、もっとこうすればよかったんじゃないか?
自分の行動、言動。
何気なく発してしまったり、行動してしまったこと、それが娘にとって本当に幸せで、良いことだったろうか?
ひとつひとつ自問自答しながら、
後悔をしたり。
でも、そうやって悩んでいると、
決まって娘が心配そうに顔を覗き込んでいる。
言葉は意味のあることはまだほとんど話せないけれど、
ママ、大丈夫?
ママ、どうしたの?
しぐさや表情で、そう思っているんだろうことが伝わってくる。
育児は育自とは良く言ったもので。
悩み、迷い、手探りで進む毎日だけれど、
娘の顔を見ていると、この子にとっての幸せは私が与えるわけじゃなくて、
毎日、母としてこの子を見守りながら、小さな幸せのひとつひとつを自分の手で見つけ、掴んでいけるよう温かく支えて、サポートすること。
それが、きっと母親として人として、
1人の人間を世に送り出すこと、
なんだと思う。
大なり小なり悩まない日はないけれど、
それでもこの子を授かったことは
私にとって、人生最大の贈り物をもらったのだと、幸せに思わずはいられない。