グリーンバブルとアメリカの策略 中原圭介 12 | ”投資家列伝” 研究して実践する "まさ" のブログ

グリーンバブルとアメリカの策略 中原圭介 12

今日の中原さんのセミナーは大盛況でした。凄い人気なんですね。


それと、投資にこんなに真剣な人がこんなにたくさんいることに圧倒されました。


(おいら負けそうです。)


セミナーの中身は、前半は、中原さんが既に本に書かれていることだったのです。


1.長期投資が安全でないこと

2.国際分散投資も今や世界が連動して動くから安全でないこと。

3.外国人投資家の売買動向で日本の株価は形成されること。


などなど


全部実践的で大切なことですが、僕はもう本を読んでいるので、

要点をまとめてもらっている感じでした。


ただ最後の方で、グリーンバブルの話に触れた部分が、まだ、現時点では

本にはなってなくて、雑誌でちょっと触れているだけの興味深い話を聞けました。


アメリカの家計は借金漬けなので、ここからの景気回復は

普通に自然に考えれば15年から20年かかるでしょう。


唯一、数年で回復できる場合は、環境バブルになった場合でしょう。


アメリカが言う、グリーンニューディール政策とは意外と単純で


要は、


1.原子力発電して、


2.それをスマートグリッドで供給して


3.電気自動車を走らせる。


4.それで、二酸化炭素の排出量を減らす。


地球環境を考えてやるしかない。僕達は偉い。


と ”演じて”  結局はまた ”バブルで金儲けをする” ことではないかと。


5. あのウォーレンバフェットは、既に中国の電気自動車会社に投資してしかも

オバマ政権の経済顧問にもなっています。


オバマ政権「経済顧問団」にバフェット氏他17人選出

http://www.excite.co.jp/News/economy/20081110/Searchina_20081110028.html


バフェット中国の電気自動車会社に投資


http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20081007/172936/

中国一の富豪は、バフェット氏出資の電気自動車会社社長

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0929&f=business_0929_013.shtml

バフェットは、今までの行動から推測するに、


最近失った一兆円の資産を取り戻すことに躍起に

なっていることは想像に難くないです。



私がこのブログで最初に取り上げたバフェットのことを

読み返してもらえればおわかりいただけることでしょう。



ちゃんと バフェットをカテゴリーにしているのでまとめて読めます。



さてさて、それよりも、


私達日本人にとって、

ずっと大きな問題があります。

二酸化炭素排出量と、地球温暖化の因果関係は実は科学的にはわかっていないそうです。

むしろ、太陽の黒点運動の影響が大きく、むしろこれから寒冷化に向かうかもしれない。

しかもそのまえに、一度、温度上昇するのだそうです。

でも、アメリカのゴア元副大統領もノーベル賞もらって、すっかり、

二酸化炭素増えるーー>地球環境破滅

とみんな洗脳されている。

鳩山さんは、二酸化炭素を25%削減すると国際的にも発言しました。

日本は既に、他の国と比較して相対的には、

省エネ技術が行き届いた国になっています。

アメリカとヨーロッパは日本の現在の省エネ技術を使えば、

25%二酸化炭素排出削減できるかもしれません。

でも、日本は何か画期的なことか、

大金をつかうことでしかそれがもうできません。

中原さんによると、おそらくそうなったら、日本は他の国から

二酸化排出権を買ってくるしかないだろう。

この流れでいうと、目ざとい投資銀行あたりはもう、排出権を安い値段で

シコタマ買っている。


と想像するほうが自然にみえますね。

また発展途上国から排出権を買った場合は、

新しいODAのようなものになるでしょう。 とのことでした。

今までアメリカの国債を大量に買ってきた日本ですが、

またまた、しゃぶられスネオ君のまま、さらに、すねをくいちぎられるのでしょうか?

そんなわけで、 グリーンバブルがもしきたら、ちょっと儲けましょうという

どころじゃすまない。

日本は大丈夫か? 

これは年金問題よりずっと大変なことですよ。

こんな負担を。

こんなコストを

日本に背負わされたら、日本は沈没しますよ。

という話でおわりました。

考えさせられる話ですね。

日本の個人投資家の能力を向上させて、

バフェットやアメリカの投資銀行に勝てるようになることは、

もう、金を超えた重要性をもってきているのではないでしょうか?

強欲資本主義から、世界の人の生活と環境を守るためにも。

日本がその25%を義務として約束させられるかどうかきまるのは

12月の会議だそうです。

こないだテレビみていて、鳩山総理をみる各国首脳の目が

”ネギを背負って自ら笑顔で暖簾をくぐって、

友愛しようよといっているカモをみるような”

目に見えたのは僕だけでしょうか?

ある種、驚きながら、自ら飛び込んできた獲物をみるような。

もちろん、鳩山総理には、私のような考えの浅い者には

想像できないようなお考えがあると思いたいところです。

書きすぎてしまいましたかね。

そんじゃあまた。