ロスチャイルド家に知らずに入ったこと | ”投資家列伝” 研究して実践する "まさ" のブログ

ロスチャイルド家に知らずに入ったこと

フランクフルトに行ったときに、ちょっと時間があいたので、
ユダヤ民族博物館(というようなドイツ語の名前でした)に行ってみました。

大きめの民家(あとからそれが何かわかった!!)

といったところで、ユダヤ人の苦難の歴史を
アピールするものばかりが目立つように展示されていました。

第二次世界大戦時代にナチスから逃れるために、
アルプスを越えをするユダヤ人の集団のビデオがずっと映し出されていたり。

でもこれが、

こんな格好で本当にアルプス越えられるのかいな?

とか、

なんで、こんな映像があるんだろう?

という疑問も湧いてきてしまいました。

フランクフルトに昔あった、ゲットーの歴史もありました。

ユダヤ人はゲットーという狭いエリアで生活することを強制されて、

余りに狭いので、ぼろい3階建てとか4階建ての建物に
ギュウギュウ詰めで生活していたようなことの説明があったと記憶しています。

確かに苦難の歴史なんですが、ユダヤ民族はこれだけ苦労しました
ということを 

これでもか、これでもか、これでもか、これでもか、これでもか、

とアピールし続けていて、そのことにこそ、僕は一番驚きました。

酔ってしまいそうなほど、これでもかとアピールしていました。

ユダヤ民族は4000年余りにわたる苦難の歴史を語り継いで
いるのです。

そして、その博物館をでるとき、漸くその建物が、

ロスチャイルド家の最初(あるいは初期の)家だったと知りました。

ロスチャイルド家の創始者も元々はそのゲットーに住んでいた人だったそうです。

そのような歴史の中で、ロスチャイルド家の金への執念が生まれて
きたのかもしれません。


私は、苦労しているのにそれを見せないで、微笑んでくれるような人が好きです。

自分がなかなかそうなれないから憧れるのだと思います。