こんばんは。


明治大学水泳部 伊藤圭郷です。



とうとう最後のブログとなりました。1年生の時から割と書くのは嫌いじゃなかったです。


何から書けばいいか分からないですが、人様が閲覧するブログなので、自分のことも程々に、何か伝えられることがあればと思います。

長いです。読んで下さいとは言いません。最後まで読んでくれる人はきっと僕の伝えたい事を理解できる僕にとって大事な仲間だと思います。




後輩たちに、伝えたいことは1つだけです。

その前置きに自分の競技生活を振り返ります。



もうすぐ僕の水泳人生が終わろうとしていますが、初めて出た大会のことは僕も親もハッキリ覚えています。川崎地域の記録会で、50mクロールが14秒でした。小学2年の終わりか、3年の初めくらい。あまりに遅すぎてコーチにも何かおかしいと心配され、結果38度の熱がありました。で、家に帰ったら平熱で。緊張で高熱出してたんです。



別にその後も目覚ましい成長を遂げたわけでもなく、平凡ともいえない選手でした。初めて個人で出た全国大会は高校2年生の夏JOで、競技を始めてから約8年半。幼少期から全国大会に出るのは当たり前の人もこの部には沢山いる中、僕にとってそれは昔からの憧れの夢の舞台でした。インターハイやインカレの決勝、東京五輪の選考会を泳いだ事は今は特に何も感じないですが、あの頃の僕が聞いたら驚くことでしょう。

明治大学に入ったのも、憧れで夢の景色を見れると思ったから。あとは勉強では絶対に勝てない兄と同じ大学だから。



そうやって全国にライバルができて、更に色んな目標ができてやっと思考がアスリートらしくなってきて、日本一の大学に入って仲間と日本一目指して泳ぐ競技生活は、楽しいです。



でもそんな感じで水泳をやってるのは大体今で5年目くらい。その前は誰も僕を知らない、誰にも敵視されていない、特にそんな闘争心もないただの男伊藤圭郷として約8年間水泳続けていました。僕の競技人生は圧倒的に「そっち」の期間の方が長いんですね。


その中で辞めるタイミングは何度もあったし、結果が出せていた訳でもないのに何故ここまで水泳を続けていたかというと、多分小学生のあの頃から今もずっと水泳が好きなんだと思います。あとはテキトーに、いつか俺ならできるんじゃないかっていう、根拠のない自信です。

微妙な結果しか出してないことの方が多いのに、ただ好きなだけで水泳をここまで続けさせてくれている親には感謝しかないです。

競泳をやめたら次は親と同じような業界で仕事をするけど、これもただ好きだから。次は見守ってくれる必要はないから、背中を追わせてもらいます。俺は幸せです。



そう、昔も今もこれからも、僕はただ自分が好きなことをやっていくだけのただの男。それが幸せで仕方ないんです。一生夢を追います。



でもその好きなことを良い思い出で終わらせる為には僕の努力とみんなの協力が必要なんです^ ^



後輩達に伝えなきゃいけないこと、

水泳の実力や才能はみんなに嫉妬するばかりです。言えることがない。

絶対全員で天皇杯獲るからなんて、言うまでもないし、みんな思ってるはず。それほどみんなを信頼してる。

でも僕が1番アツいです。だからわざわざアツい文を書くこともなく1hotな俺が1coolな文を書きます。


1つだけ伝えたいこと、、、



   「イケてる人間であれ」


です。

coolであれ と。


どういうことか、コレは1つでは説明できません。各々が思うやり方でもイイです。

僕自身まだまだだと感じるけど、自論を語るので、受け入れるかは自由です。


どうすればいいか、



①何事も優先順位を絶対に間違えない


②常に愛と感謝とリスペクトを忘れない


③自分と仲間を信じ抜く



もちろんコレだけではないです。もっと挙げれば800000000個くらいありますね。例えば僕の場合ハンカチ靴下パンツにこだわりを持つとか。でもこの3つがしっかりしてる人間なら大きく道を外すことはないです。逆にいくら高い服や靴身につけて、イケてる音楽聴いてても、コレが全く出来てない人はすぐバレます。あとdigが浅い人も。結局見た目よりも中身




①はとにかく自分がやりたい事や好きなことを全力でやり切ること。損得とか、できるかできないかじゃなくて、やりたいかどうかを優先すべきです。

やりたくないことやってる暇はねえって誰かが言ってました。


やりたい事をやり切るにはそれなりの覚悟が必要になりますが、

その中で②③を遂行して自分や仲間が正しいと思ってる道を信じ抜けばいいだけ。②③の内容は全て紙一重です。思い切って間違いと思われる選択をしても最終的に間違ってなかった、楽しかったからOKと言えるパワーがある人が1番coolです。




水泳はみんな速いし、才能に溢れてる。だから間違いなくインカレで勝てる実力がある。

ただ実力があっても当日勝てるかどうかは分からない。でもこの3つを抑えて全員イケてる人間のイケてるチームなら100%勝てます。こんな人達は間違いなく1番応援されるチームに違いないし、気持ちで負けることが1000%ないから。



BallisticProvided to YouTube by TuneCore JapanBallistic · Tiji JojoPLAYER 1℗ 2019 Tiji JojoReleased on: 2019-05-21Auto-generated by YouTube.リンクyoutu.be

Tiji Jojoの"Ballistic"Tiji Jojoの"Ballistic"をApple Musicで聴こう。2019年年。時間:2:44リンクmusic.apple.com

この曲めちゃくちゃイケてるので是非。

Ballistic.思えば今年度のこのチームテーマは僕の案でした。


こういうことです。Apple Musicユーザーは是非歌詞を見ながら聴いてみて下さい。




長くなりましたが最後に。

見てくれてるかは分からないけど。


今年、僕がデザインした練習水着です。みんな着用してくれてますね。紫色がベースのマーブル模様なのですが、何故黄色を使っているのか。

僕の勝手な考えでみんなの水着をデザインして申し訳ないですが、

1つは、紫と黄色はほぼ補色で、目立つからです。試合のアップの時に少しでもマネージャーが見つけやすいんじゃないかと。あとちょっとカッコいい、イケてるかも。


2つ目の理由は、「Spark」をイメージしてるからです。スパークは2年前のチームテーマ。重見首相率いる2個上の先輩方の代です。

ストレートに言いますと、この年僕達は非常に悔しい思いをしました。総合で日大に負けて2位の年です。

でも、重見先輩のラストレースや、特に冬優くんの2フリ、いま思い出すだけでも僕を鼓舞してくれるレースを沢山魅せてくれました。レースで語るって本当に難しいことなんです。でも僕は2種目共に予選落ち、枯渇する程泣きました。一切チームの力になれず、総合優勝も逃しました。

だから勝手にあの先輩方の想いを背負わせて欲しい気持ちがあります。気持ち程度ですが、あの年のイケてる先輩方が付いてます。






みんな本当にありがとう。イケてる同期後輩たちにマネージャー、日本一イケてる監督と日本一ダンディなコーチ金子先生、イケてる家族のおかげでここまで水泳を楽しめています。ここには感謝を綴りきれないけどあと少しだけ力を貸ります。









ただの男  伊藤圭郷





ケイゴの「鼓舞」プレイリスト・15曲リンクmusic.apple.com