分け入っても分け入っても闇だ。

休みになればなおのこと。


あの子を失わなくたって

こうだったんだろうか。


自分の人生を振り返る

そんな時間は本当に辛い。


この闇を抜け出すのも

このままいるのも自分次第。


いやいや可哀想だと言って

誰かが助けてくれるわけでもない。


と言うより、

自分が心を開かないせいだ。

些細なことで心がすぐに壊れてしまう。

(ごめんな、こんな母さんに似たせいだね)


あの子のために、

あの子に恥ずかしくないように

そうやって生きてきた。


あの子はいない。


どうやったら

沸々と心の底から溢れ出してくる

黒々とした感情をとめることができるのだろう


この闇に飲み込まれる。


どうせ、神などいないのだ

どうせ、消えてしまうのだ


どうせ、どうせ、どうせ


諦めるためのおまじない。


自分が苦しいんだ、

他人のことまで考えられないよ。


醜い、醜いよ

私は誰かを救っているだろうか。


救われたい、救われたい。

私は救われたい。


大丈夫,

明日には治ります。

大丈夫、大丈夫。


ここがあるから大丈夫。