夕日がキラキラと水面に反射し幻想的な、まさに山水画のような景色がそこには広がっていた。
そんな気の利いた文章を書きたかったのに厚い雲に覆われた興坪の街に夕陽が差し込むことはなかった。
桂林と言えば山水画の風景(らしい)。
山水画がいったいどういうものなのか全く知らないので適当なことは言えない。
それを知らない俺にはドラゴンボールのパオズ山か、シャーマンキングの道蓮の故郷か、どちらかしか思いつかない。
ドラゴンボールの1つや2つは転がってそうな景色。中国に桃マンというものは本当に存在するのか。
トンガリコーンのような、たけのこの里ような形の山が至るところから生えている。
山に対して生えているというのもおかしいけどそういう表現があっている気がする。
ついでに言ってしまえば朝日を見るために早起きもしてみた。
4時半に起きて朝っぱらからトンガリコーンのような、たけのこの里のような山を約1時間せっせと登り、展望台に着いた頃には5時半で少し肌寒いのに上半身裸で興坪の街に向かって叫んでやったぜ。
「朝日が見えないぞーーーーーっ!」
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