息子にはキッズ携帯をもたせている。
電車通学の息子は、学校から帰る時電話をする約束になっている。
電話の向こうの息子の声は、弱々しかった。
「お母さんごめんね、お弁当残しちゃった、時間無くて。
それと、しんどかったから、プールは見学したよ。
それと、お母さん、塾しんどいから行けない。」
あーきたきた。まただ。
今日は算数、算数は行かないと。
相似だよ、大事な単元だよ。
でもしんどいからプールも見学したのだ。
それを信じないと。
そう思いながら、塾に行きたくないから半分仮病か。と思ってしまう私。嫌な私。
いつもなら無理矢理連れて行くけど、もうそれはやめたから、今日は休ませることにした。
でも課題は滞らない方がいい。
塾まで行って宿題を提出し、次の宿題をもらってきた。その時担任の算数の先生とお話できた。
公開の結果は算数は75点で、とりあえずクラスはこのままになりました、と。(ほっとした自分がいる)
彼は本当に気持ちの浮き沈みが激しいですから、テンションを上げることだけ考えて接してますとのお言葉。
本当に癖の強い、厄介な生徒だろう。ただ、ありがたい。
帰って欠席動画をひたすら見せ、問題を1、2問解いて今日の算数は終わり。
とりあえずそこまでできてよかった。
もうしんどいという言葉は聞かれない、というか、帰ってから全然しんどがっていない。
でも行かせてたらしんどくて集中どころじゃなかったかもなとか、結局やる気なかったかもなと思うことにして、どんな場所でもできたらオッケーと思うようにした。
うまく行かなかったんじゃない、これでいいんだ。
うまく行かせようとして、お互いイライラするなら、これでいい。
笑ってたら、これでいい。