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宗教学からアプローチ4-7からの続きです。爆笑


『六道輪廻』について


六道とは「天上界」「人間界」「修羅界」「餓鬼界」「畜生界」「地獄界」の6つの世界のことです。

六道輪廻とは、この6つの世界を繰り返すという教えです。



六道輪廻の思想は仏教の全ての派閥に同じようにあるわけではありません。ですので死んでから「極楽浄土」へ行くという思想、そして極楽浄土ではもう修行しなくても良いという宗派があります。極楽浄土で修行してから、成仏できるという宗派もあり、一概には何も言えませんけど。

いつ悟りを開くかということにも違いがあります。成仏できると極楽へ行けるという思想も宗派煮よって少しずつ違いがあります。


六道輪廻では、死ぬと同時に「浄土」へ行きます。これを「浄土往生」と言います。「浄土」を「極楽」とも言いますから「極楽往生」とも言います。


そして「六道輪廻」から離れることを「解脱」と言い、この解脱こそが仏教の目的なのです。解脱すると六道の苦しみから抜け出れて極楽へ行けるという思想です。


解脱できるかどうかは生きている間に定まりますのでこの世からいつ死んでも、浄土往生は間違いない、変わらないので幸福になれるという発想があり、これを絶対幸福と言います。


そして「六道輪廻」は「死後の世界」ではなく生きている「心の状態」ととらえる宗派(仏教の派閥)もあります。非常に分かりやすい観念的な考えで、特にインテリの方に多い考え方です。仏教学者は様々なので揉めそうですが...。


そこで「六道輪廻」死後の世界ではなく生きている「心の状態」と思っては駄目で、そう思っていると仏教は全く意味がなくなり本当の幸せにもなれなくなってしまう!という宗教学者もいます。


生きている間、腹が立ったときが「地獄」の心、慈悲の心が起きたら「仏」の心「極楽」の心と言えますがこんなに簡単ではありません。儚いかものです。


仏教の根幹は因果の道理です。

現在の心=因(六道)

死後=果(本当の六道)


お釈迦様は「有情=私達、輪廻して六道に生まれること、なお車輪と始終なきがごとし」(心地観念)と教えを説いています。


つまり、私達は果てしない遠い過去から生まれ変わり、そして死に変わり、車の輪が果てしなく回るように六道輪廻を繰り返していることを意味しています。



『六道輪廻を解脱する方法』


六道輪廻を引き起こす、欲や怒り、妬み、嫉みの煩悩をなくすように修行する方法です。

出家して大変な修行を必要とします。そして修行中に気を抜いて悪を造ってしまうとゼロからやり直しになります。出家して修行しないと六道輪廻から逃れて極楽へ行けないなんてなんだか怖いですよね。煩悩はそのままで六道輪廻の根本原因を無くす方法は、スピリチュアルに生きていくということです。日々日常の心の状態に目を向け慈愛の精神を深いところから磨くことです。


次回は『六道』について書いていこうと思います。


次回、統合失調症について論文の宗教学からアプローチ4-9から続きを読んでいただけるとありがたいです。ニコニコ


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