毎度、文章が長くてスミマセン
続きです。
周りの高校生たちが大騒ぎしている中、仕事のことなどハラハラと考えを巡らせていますと、再びアナウンスが。
「到着後もしばらく機内でお待ちください。地上係員の責任者が説明に参ります。この度はご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。」
…
それだけ!?しかも過去形!?
繰り返しになりますが、飛行機トラブルが初めてなため、どういう流れで今後連絡があるかさえも読めないため、不安ばかりが募ります
ようやく空港に再び到着し、しばらくざわつく中待っておりますと、ようやく地上係員の責任者さん登場!そして、
この飛行機はもう今日は飛ばないこと。
明日、再就航すること。
この後、ゲート○○で●:●●頃に明日の搭乗時間が発表になること。
預けたスーツケースは預けたまま返してもらえないこと。
ホテルを取る人はお手伝いしますとのこと。
を丁寧にご説明して下さいました。
何ですって!?
もう仕事は無理。何とかして連絡せねば。
スマホの充電器はスーツケースの中。連絡先をとにかく手帳に書き写さねば。
今夜どうしよう!?とにかく家族に連絡を取らねば…。
いろんなことが頭の中をぐるぐる回ります。
飛行機を降り、ゲート○○へ行くと、すでに長蛇の列。
この列は何!?
わからないことだらけ。
とにかく、連絡先をまず書き写し、スマホは電源を切りました。
日本に連絡するにも、スマホの充電は既に無くなりかけており(最近ずっと調子が悪く電池の減りも異様に早かったのです)、まずはこちらの家族に連絡するしかない、と思いました。
幸か不幸か現在家族はまだすぐ近くのBeach Houseに滞在中。すぐにお迎えはお願い出来そう。
ただ、自宅の電話番号は最近も使ってよく知っていましたが、携帯にはかけないので10年近く前に聞いた番号のメモしかなく、つながるかもわからない…
とにもかくにも、まずは公衆電話、とお財布の中を見ますと、クウォーターコインは1個だけ
「まずは両替をせねば!」
と両替が出来る場所を聞こうと通りがかった空港職員さんに声をかけると、「なぜ両替?」と不思議そうな顔をされたので、事情を話したところ、何と、サクッとご自身のスマホを貸してくれるというではありませんか!!
もうびっくり!
でももう迷っている余裕もなく(今から考えましたらその方に家族の携帯番号を知られてしまうことになるのですが、そんなことを考える余裕もありませんでした
)、祈る思いで10年近く前に教わった携帯番号にかけてみましたところ…
通じた!!
ただ、Kathyだと言って事情を話しても、最初、なぜ私が番号を知っているか(本人は番号を教えたことを忘れていた様子
)わからなかったため「本当にKathyなのか!?」と信じてもらえず
、何度も説明してようやく事態を分かってくれて、「すぐに迎えに行く」と
良かったぁ
本当に泣きそうでした。
スマホを貸して下さった職員の方にお礼を言って、長蛇の列が何なのかよく分からなかったものの横からチョコッとだけ質問させて頂いて、明日も搭乗することだけ伝えたところ、ホテルなどの手伝いや別の便への変更がなければ、とすぐに翌日用の確認をして下さり、空港前の道路へ。
今度はJALの出口とは伝えたものの車や人がごった返していて、本当に見つかるかまた不安に
15分くらい待ったところで、助手席から手を振る車を発見!!
何とか、家族に再会出来て、まずはひと安心出来たのでした…
(…続く)