2021、今年初めてのキー局アナウンサーインターンである
フジテレビに続き、テレ朝、TBS、日テレも続々と募集を開始しましたが
やはりどの局も「自己PR動画」提出がもはや必須となっています。
さて、そんな「動画選考」
通過した学生さんには、共通するポイントがあったように思います。
どんな動画を提出すれば通過率が上がるのか、
私なりの分析と、
動画、というだけで緊張していまうあなたに
簡単だけど、意外と効果がある、
動画撮影時のコツをお伝えします。
本物の声で自分を語り
自分を好きになる人を増やしたい
フリーアナウンサー&自己PRアドバイザーの内山久美子です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
さて、動画提出が今年も課されたフジテレビですが、
エントリー時には、当然のことながら、ESと動画の2つを提出しているので、
何が良くて通過したか、
ハッキリ勝因を断定することはできません。
ただし、最初の関門を通過した学生さんの特徴として、
まずいえるのは、
ESと動画、どちらもクオリティが高く、
全体としてバランスが良い
ということが言えると思います。
そのほか、細かい部分で
気づいた特徴をあげるとすれば、以下のような点でしょうか。
・写真が明るくはっきり写っていて、その人らしさが出ている
・動画のしゃべり方が自然で明るい
・その人らしい特徴や人柄が写真や動画から感じられる
・会ってみたいなと思わせる親近感を感じる
・ESの各設問の回答が端的でわかりやすい
逆に不通過だった学生さんから多く聞かれた理由としては
▼ESに時間がかかりすぎて、動画撮影の時間が十分に取れなかった。
▼自己PR動画で自分らしさが出せなかった
▼写真3枚でこれだ!という1枚が出せなかった。
▼写真も動画も緊張してしまい、自然な表情が撮れなかった
▼設問の意図がわからず、とりあえず埋めてしまった
といずれも、写真や動画に関する準備不足を嘆く声が多く聞かれました。
さて、これは、アナウンサー受験対策としては、
かなり認知されていることかと思いますが、
なぜ、「動画」や「写真」に力を入れたほうが良いか・・・といいますと、
これは単純明快です。
採用担当者がまず見るのが、
「動画」だからです。
①動画をまず見て、気になる受験生がいたら、
②「写真」と③「ES」を見て確認する、
という流れになっていますので、
「動画」の段階で残れないと、
頑張って書いたESまで見てもらえない、
という可能性があるということなのです。
ですので、
アナウンサー受験をするなら、
「自分らしい自己PR動画」提出がマストになってくるわけです。
逆に言えば、ESが不通過だった場合、
まず見直すべきは
「動画」、そして「写真」ということになります。
※【参考】写真を全替えして通過した学生さんのブログはこちら
では、具体的にどんな動画を提出すればよいのでしょう?
先ほど、通過者は「動画」のクオリティが高かった、とお伝えしましたが、
一つ、共通する点としては、
変な緊張感がなく、自然体でしゃべっている
という点が挙げられると思います。
カメラに向かってしゃべり慣れていないと、
どうしても、硬くなったり、表情がこわばったりします。
当然、緊張は誰でもすると思うのですが、
その「緊張感」がダイレクトに画面から伝わってくると、
そもそも、しゃべって伝える職業を目指す者としてどうなんだろう・・・という
資質を問われることにもなりかねません。
「緊張」は誰しもするのです。
どんなプロでも「緊張」しなくなったら終わりだ・・・なんていうことをいう方もいます。
私も、未だに本番前は緊張します。
でも、その緊張をうまくコントロールしているわけです。
だから、緊張してしまう自分を責める必要はありませんよ。
「緊張」の原因が、何なのか、を突き止めるのが一番ですが
●そもそもカメラに向かって話すこと自体に慣れていなくて緊張するのなら
↓
とにかく何度も撮り直して、撮られ慣れる・・・ことから始めましょう。
そして、画面に映る自分を見ることに慣れていきましょう。
一つ、お伝えしておきたいのは、
よく、「私は話すのがうまくないので、アナウンサーには向いていない」という方が
いらっしゃいますが、
アナウンサー試験で言うならば、
ペラペラとよどみなく話すことが求められているのではない、
ということをお伝えしておきたいと思います。
現に、通過してる学生さんは、決して、みんなが「饒舌」なわけではありません。
むしろ、自分の伝えたいことを、聞き取りやすいペースで
わかりやすく伝えている人
が通過していますので、
「うまくしゃべらなきゃ」という心配をされているようでしたら、それは不要です。
以下は、動画が苦手だという学生さんの映像を添削していて感じた共通点です。
大きくわけると、だいたい次の3つが挙げられます。
是非、動画撮影の時のチェックポイントとして参考になさってください。
*しゃべることに精一杯で無表情になっていないか?
*時間を意識しすぎて、早口になっていないか?
*しゃべり言葉にはないような不自然な言葉使い(書き言葉)になっていないか?
さて、実は、今日はこれを私は一番、熱をもってお伝えしたかったのですが、
それは、
動画を撮るときに、
誰に向かってしゃべっているか、を具体的にイメージしているか?
という点です。
ここが出来ていないと、だいたい、能面みたいな無表情になります。
これはよく私がアドバイスさせていただいていることですが、
「その話し方で、本当に友達とか家族と話しますか?」
という点なんです。
カメラを向けられると、どうしても、カメラに意識がいってしまって、
その先にいる「伝えたい人」が不在のしゃべり方になりがちです。
ですので、動画が苦手だ、無表情になってしまう、という人は、
「自分はカメラじゃなくて、その先にいる〇〇さんに向かってしゃべっているんだ」という意識を持つようにされると、だいぶ話し方は変わりますよ!
是非、カメラの先にいる「伝えたい人」にしゃべるイメージで話してみてくださいね!
とはいえ、カメラやスマホを向けられると、どうにも緊張してしまうという方。
確かに、
「無機質なモノを見ると、無機質な反応になってしまう」のは仕方のないこと!!
でしたら、思い切って、
カメラの近くに、無機質じゃないものを置く!
というのをご提案したいと思います。
例えば、見るだけでにんまりしてしまう大好きなペットの写真や
※大好きなペットなら表情も和む?
あなたがリラックスして話せる友人やご家族・彼氏・彼女の写真を置く、とか、
可能ならカメラに貼ってしまうとか。
※カメラマンさんに持ってもらうというウルトラCも!
とにかく、カメラの先にいる人のことが想像できるかがポイントです。
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・
・・・なんだ、期待させといて、そんなことか!
、、、と思われるかもしれませんが、
いやいや、この「目から入る情報」って、意外と大事なんですよ。
その相手に向かって、そのよそよそしい他人行儀な話し方をするか、
と一度考えてみると、
「あ、こんなしゃべり方じゃ笑われるな・・・」
と思って、少しでも、肩の力が抜けたら、いいな、と思っています。
動画撮影の際、あなたが普段通りの穏やかな話し方が出来ますように・・・。
本日のまとめ
*緊張するのは悪くない、「緊張感」を漂わせない
*饒舌に話すことより、相手に伝わるスピードと話し方を意識する
*カメラの先にいる人のことを意識する
*「誰に向かって話しているのか」を明確にしてから撮影に臨む
*伝えたい人の「写真」やモノを持参するのも効果的
必要な方に届きますように・・・。
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聞きたくても聞けなかった、
アナウンサー受験の疑問に
就活講師歴22年の内山がズバッとお答え!
・アナウンサー受験はどこを見られてる?
・今からどんな準備をしたらいいの?
・受験にまつわるコネ・学歴・容姿の謎
基本、本音しか書いていません(笑)
あなたの背中をそっと押せたら幸いです。