縁がないモノは、縁がない。
だったら新しいモノとの縁を持てばいい。
考え方は、いたってシンプル・・・
「見た目」「話し方」「伝え方」を磨いてワンランクアップ!
フリーアナウンサー&就活アドバイザーの内山久美子です。
今日もお読みいただきありがとうございます。
本日のお話は・・・
クリーニング店に出した主人のカラーシャツが、
作業途中に破損してしまい、
その補償金として5000円をいただいて、円満に解決した。
・・・という、
いってみれば、それだけのお話なのですが、
クリーニング店の店員さんのキャラが面白く、
会話から、色んなことが見えたり、
また、モノとの関わり方などについて考える良いきっかけになったので、
今日はそのことについて書いてみたいと思います。
愛すべき?天然感動屋さんの店員さん
私が利用させていただいているクリーニング店の店員さん。
たぶん40歳は越えているかと思う、ちょっと面白い女性。
とにかく、ちょっとのことでも、凄く「感動」してくれる。
以前、大雨の日にお店に行ったら、
「まぁ!、こんな大雨の日にわざわざ来てくださるなんて・・・!
もう、なんて、なんて、お礼を言ったらよいんでしょう!!」
という感じで、
ちょっと、キャピっとしているけれど、
ぎりぎりそのキャピ具合がゆるせてしまう
ちょっと天然な、愛すべきキャラ!・・・なのであります。
ちなみに、イメージですが、
お顔と髪型は、女性芸人の牧野ステテコさんに似ていらっしゃって、
ステテコさんの髪の毛を茶髪にして、少しポップにした感じです。
※牧野ステテコさん(浅井企画公式HPより)
そんなある日
お店に行ったら、その愛すべきステテ子さん(仮称)が、
それはそれは申し訳なさそうに、
切り出しました。
内容としては以下の通り・・・。
先日、クリーニングに出した主人のカラーシャツの袖の部分が破損。
修復が不可能なため、「補償金」と言う形でお詫びをさせていただきたい。
「補償金」については、購入金額と同等・・・というのは難しいけれども、
経過年数を考慮して、最大限の配慮をしたい。
・・・というもの。
この話を聞いて、
正直、私は、
「あぁ、そうなんだ~。しょうがないよな。でも、いくらか現金で戻ってくるならラッキーか。」
という感じで、
特に、怒りだとか、文句言ってやろう・・・という気持ちには全くならず、
「はい、わかりました。では、それでお願いします。」
と、普通に返したわけですが、
その反応がステテ子さんからすると、意外だったようで・・・
「え、あのっ、内山さん、怒らないのですか?」
と、ビクビクしながら、聞いてくる。
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以下、私とステテ子さんのやりとり
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内山:「え?「怒る」ですか?」
ステテ子さん:「あ、いえ、その・・・」(口ごもる…)
内山:「あ~、例えば、大事なシャツをどうしてくれるんだ!!とか、
お宅の管理体制はどうなってるんだ!とか、社長を出せ!とかですか?」(笑)
ステテ子さん:「あ、いえ、その・・・。でも、そういう反応があって当然だと思っていましたので・・・。
こんなに穏やかに受け入れてくださることに、ちょっと感動しております。」
内山:「あ~、そうなんですね。みなさん、文句の一つは言われるんですね。笑。
じゃぁ、私も、何か〈文句の一つ〉も言ってみようかな?(笑)」
ステテ子さん:(ちょっと驚いたあと、いつもの笑顔で)
「え、やだ~文句はいらないです~。もう、やだ~、なんて面白い方なんですか~!!
またまた感動しちゃったじゃないですか~!!」
内山:「いや、ステテ子さんはこれだけ真摯に謝ってくださっているし、(←もうお腹いっぱいくらいのMAX謝罪)、ステテ子さんのミスではないし、文句言ったところで、シャツが返ってくるわけでもないですし、現金で返ってくるなら、逆にありがたいくらいです。」
ステテ子さん:「本当にありがとうございます。(補償額を決める)本部に「とても良い方なので、金額は頑張ってください!」と伝えます!」
・・・とまぁ、こんなやり取りで、その日は終了。
補償金のその後
その後、2週間ほどして、
補償額が「5000円」に決まったと電話連絡があり、
そこから1か月ほどして、「現金5000円」をいただいた、
・・・という流れになりました。
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ちなみに、破損したシャツは3年以上は着ていて
確か、1万円ちょっとくらいで買った「バーニーズ ニューヨーク」のものでした。
なので、「5000円」という金額は妥当かな、と思いましたし、
当の本人(主人)に伝えたら
「それは良かった。文句などあろうはずがありません。」
と当時決まったばかりの大好きなイチローさんの「新語流行語」をちょいちょい入れて
全て穏やかにおさまりました。
縁が切れる時は切れる
「補償金」を受け取ってから、しばらくしてから、またお店に行くと、
ステテ子さんは、それはそれは嬉しそうに、
「もう、あんなことがあって、うちには来ていただけないかと思っていました~」
と、またまた、MAX歓迎。
その時、「なんか、ステテ子さんにまた会いたいな~と思ったので、来ちゃいました!」
とお伝えた時の、ステテ子さんの、なんとも可愛らしい、はにかんだ笑顔が今でも忘れられません。
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今回、破損して、お陀仏になったシャツ。
破損した・・・と聞いて、それでも冷静でいられたのは、
●少なくとも3年は着た
●大事なシャツではあったが、もう沢山着た・・・という満足感があった
●買おうと思えば、代わりのものはいくらでもある
・・・という状態だったからかな?・・・とも思ったのですが、
では、これが、「代えのきかない」
例えば、代々受け継がれてきた「大事な着物」とか、
「1度しか着ていない高級パーティードレス」とかだったら、
文句を言っただろうか・・・と考えたのですが、
恐らく、
文句は言わなかったんじゃないかな~と思います。
そりゃー多少のガッカリ感や落ち込みはすると思いますが、
「そのモノとは、そういう縁だったんだな~」と思うような気がします。
これは『整理収納アドバイザー』になったから・・・とかいうものでもないのですが、
「モノ」も「人」も、縁が切れる時には切れるし、
つながる時には、つながる・・・
と思うので、
「切れた」時には、
それは「必然」・・・と思うようにしています。
「切れる」ということは、新たな「出会い」でもあると思うので。。。
金額に文句はないが。。。一言、言いたい
今回いただいた「補償金」。
どんな形で渡されるのかな~と思っていると・・・。
なんのことはない、
茶封筒に、1000円札が5枚。
特に、封筒に何か書いてあるわけでもなく、
お詫びの手紙などが入っているわけでもなく、
普通にお金だけが入っていました。
※実物
いや、別に「お金」自体にどうこう言うつもりは全くないです。
5000円は本当にありがたいので・・・。
ただ、その千円札が、どれもヨレヨレしていたのが、
気になったといえば、気になり・・・。
・
破損の報告を受けてから、1か月半以上経っていることを思うと、
例えば、
「新札の5千円札」
が、
しかも、白封筒の中に1枚、ピン!と入っていた・・・りすると、
例え、メッセージなどがなくても、
無言の「誠意」みたいなものは感じるのかな~と
ふと、思いました。
・
大手のチェーン店さんだから、
きっと何件もの、こういった案件を扱っているので仕方がないと思いますが、
個人起業家さんなどで、
このかた、素敵だな♡・・・と思うかたは、
「新札」で渡される率がとても高く、
「もらう側の気持ち」をよく理解されているな~と
益々、ファンになってしまうことがあります。
あぶく銭は・・・
・・・で、いただいた5000円ですが、
新しいシャツを買うための軍資金・・・になれば良かったですが、
こういう「臨時収入」は、みんなが「ハッピー」になるために
気持ちよく使わせていただくのが一番だと思い・・・
家族で「美味しいパスタ屋さん」で使わせていただきました。
ごちそうさまでした?(笑)
おわり!
フリーアナウンサー
内山久美子
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聞きたくても聞けなかった、
アナウンサー受験の疑問に
就活講師歴22年の内山がズバッとお答え!
・アナウンサー受験はどこを見られてる?
・今からどんな準備をしたらいいの?
・受験にまつわるコネ・学歴・容姿の謎
基本、本音しか書いていません(笑)
あなたの背中をそっと押せたら幸いです。