デート3

実は今回のデートで、あたしには計画があった。

彼の誕生が少し先だけど、ある。


でもその日には逢えないから、（遠恋ってこういう時寂しいよね。）前倒しで
プレゼントを買ってしまおうと考えていた。


ポジティブに考えて。


あたしが誰よりも先に彼の誕生を祝うんだ。



そう思うことにして。


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そして彼が起きるのを待ちながら、前もって買っておいたカードに手紙を書いた。

新幹線の駅近くのカフェに入って、あらかじめもってきていたシールなどでデコレーションしたりした。


それからは起きないのかなとぼっーとしていた。
時計をみたら１時間もあたしはそうやっていた。

あんまり時間が遅くなってしまうと、彼と楽しむ時間がどんどん減っていってしまう・・・。


仕方なく、自宅の家電に電話する。

当然、お母様がでて、
「もしかして今日、逢う予定なの？」と聞かたので、事情を話した。


あたしが怒ってしまって、本当は逢う予定だったのをキャンセルしたんです・・・。
でも今、新幹線乗り場にいて・・・。

そんなことを言うと、すぐに彼に取り次いでくれた。


とりあえず、用件だけ告げる。


寝ぼけている彼+昨日の出来事でイライラが増して、あたしも結構声を荒げていたと思う。

それでもなんとか約束を取り付け、慌てて新幹線の切符を買い、ホテルの予約を取った。


そうしてなんとか、デートすることになった。

到着予定時刻は４時半過ぎ。


普段逢うよりも断然遅い。


そんな風にしてデートすることになった。