思い起こせ生命(いのち)

自分の道具を持て余すぐらいなら濡れて帰れよ


                                        (「雨傘」/TOKIO)


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東京は冷たい雨がしとしと降っています。


冬の雪より、冬の雨のほうが体感温度が低く感じるのは気のせいでしょうか?

今日は朝から寒い寒い!とひたすら呟いていました。


ドラマの主題歌でしたし、キャッチーなメロディが一度聴いたら忘れられないという

のもありますが、最近口ずさんでいるのがこの「雨傘」という歌。


TOKIOは近頃ほんと、楽曲提供者に恵まれていますね。

読解難易度高め・叙情的な椎名林檎嬢の歌詞はかねてより大好物なワタクシです。




空→雨→傘 とは勝間和代さんも多くの著書で唱えている、いわゆる思考をフレー

ムワーク化したものです。


「空」を見上げると何やら雲行きが怪しく、(事実・情報収集)


そこで「雨」が降りそうだと感じ、(分析・解釈)


「傘」を持っていくことにした。(解決策・行動)



これがいわゆるベーシックなフレームワークなのですが、そこに例えば



ドス黒い雲なのか?グレーの雲なのか?


今すぐ降りそうなのか、半日ぐらい持ちそうなのか?


どんな色の、どんな柄の傘を持っていこうか?


結局この雨はいつまで降り続きそうなのか?


・・・と、少し応用しあらゆる可能性みたいなものを考え、さらに考えてみる。



営業などの最前線にいる人には、時に「とかく、今すぐ降りそうな雨をしのぐための

傘を持って飛び出す」ところまでの行動しかできないのかもしれませんが、少し高

い目線、いわゆる経営者的視点で物事に向きあうとするならば、あらゆる備え、想

定が必要です。


目の前にある事実検証だけではなく、想像力を駆使した考え方、そして生き方。

それがおそらく「自分の現在地」を知る術になってくるのでしょう。


鍛錬を重ねればそれが知恵となり「とっさの雨」にやられてしまうこともなく。

タイミングよく傘をさすことができるのだろうと思ったのであります。


傘はほぼ確実に、いや間違いなく、社長じゃなくとも誰でも所有しているはず。



自分の手元にある素晴らしき道具を正しく使ってやらねば。



雨の中を歩いている人々をガラス越しの遠目で眺めつつ、そんなことを思ってみた

のでした。

寒いのは堪りませんが、雨は決して嫌いではありません。




「私小説日和」 あんだー  the sun